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えらい

自衛隊の到着を政府要人全員で迎えてくれたトンガ

2022年1月15日に発生した噴火、そしてそれに伴う津波などの影響が懸念されている南太平洋の国トンガ。災害の影響で、通信などが不安定な状況になっており、災害発生から10日以上が経過した現在になってもなお、トンガの詳しい被害状況などは分かっておらず、各方面からトンガの現状を心配する声があがっています。

そんな状況の中、日本は真っ先に、トンガの支援へと乗り出しました。地理的に比較的トンガと近いからという理由ももちろんですが、それ以上の理由があります。

前回記事でも紹介した通り、実はトンガは2011年に東日本大震災が発生した際、多くの支援をしてくれた国でもあるのです。

「受けた恩を今こそ返したい」…日本国民の気持ちはひとつでした。

1月22日、支援物資を乗せた航空自衛隊のC-130輸送機は、飲用水約3トンを載せて日本を飛び立ちました。トンガの人々に、届けるためです。

同じく地理的にトンガと近いオーストラリアと密接な連携を取りながら、トンガの人々を救うために立ち上がった自衛隊。

しかし…

トンガに到着した時に目にした光景に、思わずびっくりしてしまったに違いありません。

実際にそのツイートをご覧ください!

なんということでしょう!

日本の輸送機が到着したその場には、トンガのフアカヴァメイリク首相をはじめとした、トンガの政府要人が勢揃いして待っていてくれたのです!

「ありがとう日本」…トンガ語と日本語でそう書かれた横断幕を掲げ、大歓迎ムードで出迎えてくれたのです。

フアカヴァメイリク首相は、「日本の自衛隊機を、ここトンガで見られるというのは本当に感慨深い。『まさかの時の友こそ真の友』という言葉は、まさしくその通りだと思う。日本の皆様にありがとうと伝えてほしい」と心からの感謝の気持ちを日本人に向けて語りました。

この出来事に対して、「トンガの人々が自衛隊を歓迎してくれて嬉しい」といった声はもちろんのこと、「自衛隊ありがとう」「日本人として、トンガの人々の助けになれて嬉しい」と言ったような声が多く寄せられています。

Twitterの人々の声

いかがでしたか?

ニュースで見るトンガの惨状を目にするたびに、心が痛みますが、しかし本当に困った時こそ、真の友情が見えてきます。2011年に日本を精一杯助けてくれたトンガ。その絆は、これからも深まっていくことでしょう。

トンガに関する記事はこちらでもお読みいただけますので、ぜひお読みになってください。

びっくりドンキーの神対応

2011年トンガが日本にしてくれたこと

プレビュー画像: ©Twitter/jointstaffpa