えらい
山里亮太さんを育てたお母さんの子育てがすごい
山里亮太さんと言えば、山ちゃんの愛称で知られ、お笑いコンビ「南海キャンディーズ」のツッコミ、それ以外にも司会者やラジオパーソナリティとしても活躍するお笑いタレントです。
相方のしずちゃんとの絶妙なデコボココンビ感はもちろんのこと、女優の蒼井優さんと結婚して世間を驚かせたことを記憶している人も多いのではないでしょうか。
そんな山里さんですが、決してお笑い芸人としてのエリート街道を歩んできたわけではありません。出身地もお笑いの中心地というわけではありませんし、お笑い活動も、一般の大学に通うかたわらで始めたそうです。
それでも今のようなポジションを築き上げることが出来たのは、たゆまぬ努力と強い心持ちの賜物でした。一体どのようにして、山里さんはこのポジティブマインドを得ることができたのでしょうか。
実はそこには、山里さんの母、山里文代さんの驚くべき育て方があったのです。それは一歩間違うと「親バカ」と言われてしまうような、すごいものだったんです。
それは山里さんが小学生の頃でした。
服を選びにやって来た山里親子でしたが、その時の山里さんはぽっちゃりしていて、子供服のキングサイズですら入らなかったそうです。しかしがっかりする山里さんに、母がかけた言葉はこんなものでした。
「あんたすごいねぇ!
洋服屋さんが一番大きいと思ってるよりも
大きいんだって!すごいねぇ」
すっごい雨の中、馴染みの子供用洋服屋さんに pic.twitter.com/HfbEJaSBFU
— しあ (@myu_sia) August 16, 2018
そしてまた別のある時。
その時からお笑い芸人の素質があったのでしょうか…少年時代の山里さんは、架空の物語を作り上げ、周囲に嘘ばかりついていたそうです。
結局先生と母親で三者面談を行うこととなり、「この子は嘘ばかりついている」と先生に苦言を呈されます。その時に母が山里さんに向かって言った言葉がこれです。
「あんたすごいねぇ!
聞かれてすぐに何か言えるって。
しかも作って言えるってすごいねぇ」
そして時が流れ、大人になった山里さん。
お笑い活動を始めていましたが、自分の芸になかなか自信が持てませんでした。
落語会を翌日に控え、不安に耐えきれなくなった山里さんは、母にLINEしたそうです。すると、母から返ってきた言葉はこんなものでした。
努力して結果が出ると自信になる。
努力せず結果が出ると驕りになる。
努力せず結果も出ないと後悔が残る。
努力して結果が出ないとしても経験が残る。
努力をしてその日を迎えたんだったら、何も残らないことはないから行っといで。
そして、最後にこう付け加えたのです。
「大丈夫、天才だから」
山ちゃんの母親、褒め上手だな…
— 名前が決まらない (@gokkunsan) June 11, 2019
そして、この言葉…自分も大事にしたい。
努力して結果が出ると 自信になる
努力せず結果がでると 驕りになる
努力せず結果も出ないと 後悔が残る
努力して結果が出ないとしても 経験が残る
努力をしてその日を迎えたんだったら何も残らないことはないから行っといで pic.twitter.com/RReZXUl4H2
母の子育ての甲斐あって山里さんの才能は花開き、お笑い界のトップランナーの一人として長く活躍しています。
嘘をつくことに対して「すごいねぇ」と褒めてしまうなど、母の教育は、一歩間違うと「親バカ」と言われてしまいそうなものでした。けれども、重要なのは「どんな時でも私はあなたの味方だよ」という姿勢を貫いて、信じ続けることなのではないでしょうか。
山里さんが挑戦し続けられるのは、どんな時でも自分を信じてくれる存在がいると知っているからなのかもしれません。
山里さんとお母さんのエピソードは、山里さんの著作「天才はあきらめた」でも紹介されていますので、興味がある方はぜひお読みになってみてはいかがでしょうか。
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