勇気をくれる
10月20日は頭髪の日!薄毛を恥じる必要ないと実感させてくれる9人
薄毛は世界各地で普遍的に私たちを悩ませる存在のようです。加齢の象徴という負のイメージがあるためでしょうか…どこへ行っても、育毛・増毛のシャンプーだったりサロンの広告が溢れていますよね。また、薄毛と言ったら男性をイメージするかもしれませんが、近年では女性の薄毛も増加しており、性別を問わない悩みとなっているようです。
しかしそもそも、薄毛を恥と感じる必要はあるのでしょうか?
日本にも世界にも、薄毛をものともせずに活躍する、魅力的な人はたくさんいます。ショーン・コネリーやブルース・ウィリスなどは薄毛でもかっこいい代表的な存在ですが、他にはどんな人がいるのか、見てみましょう。
ジュード・ロウ
イギリスを代表するセクシー俳優のジュードですが、2010年代に入って一気に薄毛が加速したように見えたため、別の意味で大きな話題になっていました。しかし、それはジュードのキャリアに一切の影響を与えていません。
「シャーロック・ホームズ」ではホームズの相棒であるワトソンを演じ、最近では「ヤング・ポープ 美しき異端児」「キング・アーサー」など、話題作に続々と出演。今後も多くの作品が控えており、薄毛になったことで二枚目以外の役も演じられるようになったことで、俳優としての幅はむしろ広がってきていると言えるのではないでしょうか。
そもそもあまり毛髪にこだわりがないタイプで、同郷のサム・メンデス監督の「ロード・トゥ・パーディション」で殺し屋を演じた際は、役作りのために自ら毛髪を抜くなどしていたそうです。そう言った仕事熱心なところもかっこいいですよね。
所ジョージ
髪を短く刈り上げて、頭皮の色に近い色に染めるためか、そもそも薄毛というイメージが希薄かもしれませんが、所ジョージさんも、薄毛を自らの魅力のひとつとして捉えているうちの一人です。
けれど何よりも重要なのはポジティブな人生観!薄毛だの何だのって、もうちっぽけなものだと思わせてくれるようなおおらかな雰囲気が魅力的ですよね。
ドウェイン・ジョンソン
「あ、この人は好きでスキンヘッドにしてるんだろうな」…
そんな風に人から思われる境地に達することが出来れば、ドウェイン・ジョンソンのようなクールガイに近づけるでしょう。
薄毛に対して、少しも後ろめたいものを感じさせません。威風堂々たるそのたたずまいは、「あれ、髪の毛にこだわってる私たちの方がダサいのでは?」と思わせるくらいのパワーを感じさせてくれますね!
ジェイソン・ステイサム
もともとは水泳、飛び込みの選手として活躍していたアクションスターのジェイソンは、鍛え上げられたムキムキボディと紳士的な立ち振る舞いのギャップが最大の魅力。
有名になった当初から頭の方はちょっと寂しめでした。けれどそれはジェイソンにとってラッキーだったかもしれません。当初から貫かれるこの剃り上げた頭はジェイソンのアイコンとなり、男性女性問わず世界中で多くのファンを獲得しているのです!
渡辺謙
日本を代表する俳優、渡辺謙さんも決して毛髪が多い方ではないでしょう。
白血病治療の抗がん剤による抜け毛も原因のひとつだと言われていますが、キャリアはと言うと、病に打ち勝った後の方が充実していると言えるのではないでしょうか?「ラスト サムライ」では世界の大スターたちにまったく引けを取らない存在感を見せつけ、その後も次々とハリウッドの話題作に出演。
世界の観客たちは、毛髪ではなく演技力や存在感をしっかりと評価してくれることのあらわれではないでしょうか?
ダニエル・クレイグ
ジェームズ・ボンド役を務め上げたダニエル・クレイグも、当初から額が広い、毛髪があまり多くないと言われていた俳優のひとり。
しかし髪を極端に短く、スポーツカット風に刈り上げることで、薄毛が全く目立たないどころかスポーティでおしゃれな雰囲気に。スーツとの相性もバッチリで、大人の風格を感じさせます。
スティーブ・ジョブズ
今は亡きカリスマ、ジョブズも晩年は薄毛が進行し、剃り上げたようなヘアスタイルになっていたことを記憶している人は多いでしょう。
ジョブズは規則性にこだわる人でもありました。例えばジョブズが三宅一成氏がデザインしたタートルネックを着続けていたのは、「決断疲れ」を起こさないための工夫だったのではないかと言われています。(決断疲れとは、服やご飯などはもう固定してしまい、決断を重要な場面のために温存しておくと言う考え)
髪型がスキンヘッドで固定されたのは、決断の回数を減らせるという側面から考えるとある意味、ラッキーだったのかもしれません。晩年のジョブズの研ぎ澄まされた感性は、ひょっとするとこの髪型も関係しているかも?!
竹中直人
毛髪に恵まれていると言うわけではないのに、なぜか「おしゃれ」と言うイメージがあるのがこのお方、竹中直人さんでしょう。
ひげをたくわえて、視線を顔の下に行くようにしたり、おしゃれなハットをかぶるなど、絶妙なファッションのバランス感覚のなせる技なのかもしれません。
感性を磨けば、薄毛でもおしゃれを楽しむことは十分可能なのです。
デビッド・ベッカム
意外に思うかもしれませんが、英国サッカーの貴公子・ベッカムも実は薄毛に怯えていたうちの一人です。
もともと金髪で髪が細かった彼は、36歳の時点で「髪が後退してきたら、思い切って坊主にするつもりだよ」とコメントするなど、将来自分が薄毛になるだろうと予感していたようです。
しかしどうでしょう。確かに、全盛期よりは薄くなったように見えますが、40代も後半に突入し始めた今のベッカムの髪型は、ダンディズムを蓄えたおじさまの魅力ムンムンです。整え方次第で、薄毛は貫禄の象徴になりうるのです。
いかがでしたか?
さいわい(?)、日本の薄毛率は欧米と比べるとさほど高くはありません。しかしそれが原因してか、薄毛になってきたら「隠そう」と言う気持ちが湧いてきてしまうのが人情というもの。
しかし、薄毛でも魅力的な人々を見てください。この人たちに共通して言えることは、変に隠さずに短く刈り上げ、おしゃれだったり、おおらかさなど別の部分の魅力で補う姿勢を持っているのが分かるのではないでしょうか。間違いなく言えることは、そちらの方が魅力的であるということです。
今回紹介した人々は、薄毛に対してポジティブな姿勢を示すことで、誰もが身体的な特徴に悩まずに暮らせる、そんな世界の実現に寄与している人たちなのかもしれません。
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