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ジョーク

ジョーク: 高速道路でおばあちゃんが運転する車を止める警察官

高速道路A11の速度制限区間で速度取り締まりをしていた警察官。ふと、3車線の一番右側の車線を見ると、異様にノロノロと走る車がゆっくりと走行してくるではありませんか。まるで人が走る…いや、早歩きか競歩レベルの速度です。

大型トラックや低速車両が走る車線とはいえ、あまりにも遅すぎてこのままでは危険と判断した警察官はその車を路肩に停車させました。

運転していたのは高齢の女性。さらに助手席と後部座席には4人の高齢女性たちが同乗していました。後部座席の3人は真っ青な顔に虚な目をして、呆然とした様子で、まるで幽霊のようでした。

「あの、何か問題でも?ちゃんと制限速度はしっかり守ってたわよ。それとも私、間違った運転でもしたかしら?」

運転していた高齢女性は怪訝そうに警察官に尋ねました。

© Pexels / Pavel Danilyuk

「確かに、制限速度を超えてはいませんが、あまりにも遅すぎて法定速度の最低速度よりずっと遅いので、危険なんですよ」と警察官。

「あら、私が遅い?でも、標識にちゃんと時速11キロってあるじゃないの」

「ああ、A11線ね。それでしたら制限速度じゃなくて、この高速道路の路線番号ですよ」

勘違いに気がついた高齢女性は恥ずかしそうに笑い、教えてくれた警察官に感謝しました。

「ところで、ご同乗の皆さんは大丈夫ですか?なんだか顔色も悪いし、先ほどからずっと呆然としてらっしゃって、黙ったままですが…」

すると、運転席の高齢女性はにこやかに言いました。

©Pexels/Max Avans

「ご心配なく、もうすぐ元に戻りますよ。私たち、さっきまで273号線を走ってたからね

ノロノロ運転の超低速婆さんかと思いきや、超ハイスピード運転のとんでもないハイパー婆さんでもあったようですね。

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プレビュー画像:©︎Media Partisans