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迷子の子犬のそばを離れない警察官 動物病院でうたた寝する姿にほっこり

アメリカ・フロリダ州の警察官カリーム・ガリバルディ巡査は、パトロール中に危うく子犬を轢きそうになります。車に近寄ってきたその子犬を抱き上げ、飼い主を探すことに。

土曜日の朝で彼の勤務時間はそろそろ終わりですが、心優しい巡査はこの無防備なワンコの世話は自分の義務だと感じたそうです。

子犬は首輪も鑑札もしていません。まず、巡査は飼い主を探して近所を回ります。しかし飼い主は見つかりません。そこで子犬を警察署に連れて行き、餌をあげ、勤務終了後に自宅に連れて帰りました。

翌朝、非番だったガリバルディ巡査は再びこの犬の飼い主を探そうとしますが、やはり見つかりません。子犬を見つけた場所の周辺には、この犬のことを知っている人はいないようでした。そこで彼はこの子犬を「ホープ」と名付け、動物福祉団体SPCAフロリダの動物クリニックに連れて行くことにしました。

それから3時間、ホープが診察を受ける間、巡査は待合室でじっと待っていました。そして、診察が終わり、診断を待つ間、1人と1匹は動物病院の待合室のベンチで疲れ果ててうとうと。

動物病院の院長コニー・ジョンソンは、警察官と小さな子犬の心温まる写真を撮り、その時の様子を次のように語っています。

「診療所に入ったら、巡査と子犬がいました。彼も子犬も疲れ果てて眠ってしまったんですね。心温まる瞬間でした。子犬を助けたいと歩き回って…。見返りを求めない優しさに感動したんです。

彼は子犬がどうすれば生き延びることができるかだけを考えていました。一度だけ目を覚まして、犬の様子を確認して、また眠ってしまいました」

診察の結果、小さなホープの健康状態には問題ないことがわかりました。ガリバルディ巡査はホッとしましたが、SPCAのシェルターに子犬を置いていく気にはなれず、子犬を自宅に連れて帰りました。

翌日、彼はホープを警察署に連れて行き、仕事仲間のなかでホープの里親になってくれる人がいないかを探しました。その日のうちに、彼の同僚のひとりが、この小さな犬に一目惚れして里親になることを申し出てくれました。

ガリバルディ巡査の優しさがなければ、ホープのハッピーエンドは実現しなかったでしょう。この心温まるお話には後日談が伝えられています。パトロール隊員としての職責をはるかに超えた貢献をしたとして、カリーム・ガリバルディ巡査は市とレイクランド警察の同僚たちから表彰されたそうです。

里親に引き取られて幸せになった犬たちのビフォーアフターもお楽しみください。

 

プレビュー画像: ©Facebook/Denver Police Department