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【子役は人生が狂う】というジンクスを乗り越えて大成功した元子役11選

可愛らしい容貌や優れた感性で、幼い頃からスポットライトを浴びるのは子役たち。人生の早い段階からあんなに活躍できていいなぁ!なんて羨ましく思ったことがある人もいるかもしれませんね。

けれどもその人生は平坦ではありません。「子役は大人になると失敗する」なんてジンクスがありますが、それはあながち迷信とも言えないでしょう。なぜなら、多忙すぎて学業に手がつかなかったり、子供の時と成長した後のイメージのギャップなどから、成長し切った時に苦戦するケースも多く見受けられるためです。

しかし、そんな逆風なんて物ともせずに、大人になってなお輝きを増す元子役たちも数多く存在しています。今回紹介するのは、子役の頃のイメージがかき消えるほど、大人になっても成功している元子役たち11人です。

「え?!この人子役だったの?!」と思ってしまうこと、間違いなしです!

高橋一生

成熟した大人の俳優としてのイメージが強いため、子供時代の印象がかなり薄い高橋一生さんも、歴とした子役でした。8歳の時から児童劇団で活躍しており、1990年頃(10歳前後)からテレビや映画にも出演していました。

ジブリ映画「耳をすませば」(1995)では、主人公の恋の相手・天沢聖司役を演じており(当時14〜15歳)、胸をときめかせた乙女も多いはず。

 

ナタリー・ポートマン

この人の場合は、子役だったことはあまりにも有名かもしれませんね。リュック・ベッソンに見出された普通の12歳の少女は、「レオン」(1994)で衝撃的なデビューを果たします。

そのインパクトがあまりにも強大だったため、次々と出演依頼が舞い込みますが、ロリータ的なイメージがつくことを嫌い、出演作品は注意深くコントロール。その後、アメリカ一の名門・ハーバード大学へ進学し、類まれに見る才媛へと成長していきました。

 

ライアン・ゴズリング

「え?この人子役だったの?」というイメージの強さは随一のライアン・ゴズリング。大人になってからも、「ラ・ラ・ランド」や「ブレードランナー2049」などの映画で主演をはり、威風堂々の活躍を見せつけていますよね。

子役時代のライアンは歌の才能もあり、なんとあの「バックストリート・ボーイズ」にも誘われたことがあるそうです。しかしそんなライアンにも悩みがあります。芸能界というかなり特殊な環境で育ったため、いわゆる「普通の人」の感じ方や考え方を理解するのに苦労し、孤独を抱えてしまう時もあるんだとか。子役出身であることの普遍的な悩みなのかもしれません。

 

神木隆之介

子役出身のドンとでも呼ぶべきか…その存在感のあまりの強さに、成長を見守ってきた私たちですら驚いてしまいますよね。笑

その長い芸歴はダテでなく、イケメン役からオタク役まで幅広くこなす実力派に成長。俳優としてだけでなく、声優としても絶好調で、ジブリ映画にはほぼ皆勤賞くらいのレベルで出席しており、さらに次世代を担うアニメ監督・新海誠監督の「君の名は。」では主人公のひとりである立花 瀧を演じました。

ちなみに、新海誠監督のエピソードはこちらの記事でもお読みいただけます。

 

ジョセフ・ゴードン・レヴィット

「インセプション」、「ルーパー」など…

主演としても、脇を固める俳優としてもキラリと光る存在感を発揮するジョセフもまた、子役として活躍していました。

アメリカでは90年代後半にヒットしたシットコム、『3rd Rock from the Sun』がきっかけで人気者となりましたが、当時はいまいち垢抜けない雰囲気だったため、「ジョセフは一生彼女が出来ないだろう」なんてネット上でからかわれていたのももう過去の話。大人になったジョセフはアメリカを代表するホット・ガイに成長し、俳優としてだけでなく監督業にまで活躍の幅を広げています。

 

大島優子

AKB48を牽引したアイドルというイメージの強い大島優子さんですが、実は彼女も子役出身。1996年ごろから、母親の勧めで児童劇団に所属していた大島さんは、数多くのドラマに出演。2006年にはAKB48に加入し、黄金期を築いたメンバーの一人となりましたよね。

AKBを卒業した現在はアイドルからの脱皮が功を奏し、実力派女優として認められてきています。

 

グザヴィエ・ドラン

俳優としてよりは、むしろ映画監督としての名声が強いグザヴィエも子役として子供の頃から映画撮影の現場を経験してきたひとり。

長く撮影現場を観察してきた結果か、映画監督としてその才能は花開き、19歳にして「マイ・マザー」で監督デビューを果たしました。

 

ジョディ・フォスター

「告発の行方」(1988)と「羊たちの沈黙」(1991)で2度のアカデミー主演女優賞に輝くジョディ・フォスターも、映画「タクシー・ドライバー」(1976)などで存在感を発揮する子役でした。

しかし、悲劇が襲います。若干12歳でジョディが演じた「タクシードライバー」の娼婦役に恋をした青年が、映画のストーリーをなぞるかのように当時のアメリカ大統領、ロナルド・レーガンを銃殺しようとする事件が発生。

自身の影響力がネガティブな方向に向いてしまったとショックを受け、しばらく芸能界からは身を引きます。しかし約8年の時を経てスクリーンに復活。過去の心の傷を乗り越えて、アメリカを代表する女優となったのです。

 

小栗旬

舞台演出家を父に持つ小栗旬さんが児童劇団に入ったのは、11歳の時でした。

一躍有名になったのは、伝説的なドラマ「GTO」(1998)でした。しかし今のたくましい姿からは想像も出来ませんが、当時の小栗さん(16歳)はとても華奢で、演じたのは女の子にいじめられる小柄な男の子役。

また、子役として忙しすぎたことから実際の学校生活は荒んでおり、留年し、休学を繰り返していたんだとか。そんなさまざまな辛い過去を乗り越えたからか、今やハリウッド映画にまで進出する日本を代表する俳優のひとりとして君臨しています。

 

スカーレット・ヨハンソン

「ロスト・イン・トランスレーション」(2003)やマーベル作品への出演でおなじみ、スカーレット・ヨハンソンも、幼い頃から母親の影響で演劇教室に通っていたようです。

子役時代の作品で特に有名なのが「ホーム・アローン3」(1997)。当時まだ13歳でしたが、クリスマスシーズンにその映画がテレビ放映されるたび、「当時から美しい!」とネットが盛り上がるんだとか。笑

 

芦田愛菜

現在16歳…まだ「成功を掴んだ人」と呼ぶには早すぎる年齢かもしれません。

しかし、芦田愛菜さんもまた、子役時代の経験を良い方向へ活かしつつある人物のひとりでしょう。テレビドラマ「マルモのおきて」でお茶の間を夢中にさせてからはや10年。

成功に溺れず、しっかりと学業に力を入れた結果、名門・慶應義塾中等部にしっかりと合格。現在もきちんと学業を続けるかたわらで、芸能界の存在感は保っているのですから驚きです。

いかがでしたか?

中には、現場にいた経験を活かし映画監督業などに乗り出している元子役がいたのがとても印象的でした。

子役が、競争の激しい芸能界で生き残り、活躍し続けるのがどれほど困難なことかは想像すら出来ません。けれども、自分の魅力を見つけ、磨き続けた元子役たちだからこそ持てる武器があるのでしょう。

彼らの活躍に幸あれ!…でした。