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えらい

スケート小平選手 中国語でメッセージを書き残す

小平奈緒選手と言えば、スピードスケートの女子代表選手。

先日行われた北京オリンピックでは、500メートル17位、1000メートル10位で大会を終えた小平選手ですが、リンク内外で強い印象を残したため、すっかりその名前を覚えてしまったなんて人もいるでしょう。

そんな小平選手が大会の去り際にした行為が、中国で大きな話題を呼んでいます。一体、何をしたのでしょうか…?

実際に、小平選手のTwitterをご覧ください!

Twitter/Nao_kodaira

なんと言うことでしょう。

小平選手がTwitterに投稿したのは、丁寧に中国語で綴られた、直筆のメッセージ。

そこには、こんなことが書かれていたのです。

「親愛なるボランティアやスタッフのみなさん:みなさんの熱意あるもてなしに、感謝いたします。忘れることのできない3周でした。この経験は忘れません。頑張って中国語を勉強して、次はもっと上手に話せるようになって帰ってきます。またね! 日本 小平奈緒」

ボランティアやスタッフの方々に対する感謝の気持ちを、丁寧に、中国語で書いてくれるなんて…この投稿に対し、中国の人々は大きな感動を覚えたようです。

「中国語で書いてくれてありがとうございます」「スポーツに国境はないんですね」「中国語がとても上手です。日本でゆっくり休んでください」「日本人は教養がある」…そんなコメントが相次いだことが、その証拠。

同時にもちろん、日本のネットユーザーも大きく反応。競技で強い印象を残しただけでなく、開催国の人々に礼儀を尽くすその姿に、「日本人として嬉しい」といった声が上がっています。

日本の人々の反応

スポーツ選手だから、スポーツさえ得意であれば良い…そう言う人もいるかもしれません。しかし小平選手が、そのような考えを持っていないことは明白です。

たとえば、小平選手は、2018年に韓国で行われた平昌オリンピックで、悔し涙を流すイ・サンファ選手にそっと寄り添い、抱き締めたその姿が強く人々に記憶されています。

スポーツ選手でも、いや、世界に羽ばたくスポーツ選手だからこそ、人間としての人格や教養を磨き、単純に競技の勝ち負け以上の大切なものを残したい。

そんな強い気持ちが伝わってくるかのようです。

日本人として、誇りに思う気持ちが湧いてきますね。

プレビュー画像: ©Pinterest/msn.com