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ジョーク

ジョーク: 空手の師範に教えを請う門下生

空手道場の門下生が師範に尋ねました。

「先生、どうして僕は空手が全然上達しないのでしょうか? 試合のたびに負けてばかりです!」

経験豊かな師範は何か考え込むような表情を浮かべ、目を閉じると、教え子に問いかけました。

「我が弟子よ、お前は夕日に向かって飛んでいくカモメを見たことはあるか?夕日に照らし出されたカモメの翼がまるで炎のように、夕焼け空に照らし出されている様を見たことはあるか?」

「はい、見たことがあります」と門下生。

Sensei

「次に滝だ。滝は絶えず岩の上に流れ続けるが、岩を動かすことはない。そうだろう?」

「はい、先生!確かにその通りです、前に見たことがあります」

「次に月だ。水面に映し出された月には、えも言われぬ美しさがある。そうだろう?」

「はい、先生!そのような美しい光景を見たことがあります」

師範はゆっくりと頷き、生徒の肩に手を置いて言いました。

fist

「そこが問題なんだ。お前は練習もせんと、周りを見てばかりだ。キョロキョロしてる時間を練習に充てていれば、とっくに勝ててるものを」

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プレビュー画像: ©Media Partisans