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絶対にはなれない犬の兄弟が一緒に住める場所を見つける

2匹のピットブルの兄弟「ゼウス」と「カントリー」は、飼い主に連れられてアメリカ・バージニア州ウインチェスターの動物保護施設にやってきました。兄弟犬の飼い主が新しく引っ越したアパートの大家が、2匹の受け入れを拒否したためでした。保護施設に連れてこられた2匹は、人懐こさと明るさでスタッフを驚かせました。保護施設にやってくる動物は、大抵の場合体や心が傷ついて疲れ、心を開くのに時間がかかるためです。

兄弟犬はすぐに施設のスタッフにも慣れていましたが、ひとつだけ問題がありました。いっときでも2匹は離れていることができないのです。

施設の職員がどちらか1匹を連れて行こうとすると、置いていかれたと思うのか、もう1匹の方が気が狂ったように吠えます。一緒にさせておくより仕方ありませんが、2匹一緒に里親を探すのはずっとハードルが高いのです。とにかく施設スタッフは、2匹一緒に引き取ってくれる人を探してFacebookに2匹のことを投稿しました。

施設中のラベンダ・デニーは2匹の様子をこう説明します。「まるで一心同体ね。それぞれの寝床があっても必ず一緒に寝ているわ。歩いていても常に視界のどこかにお互いの姿を確認しているようなの」

健康に暮らせる家、そして2匹が一緒に暮らせる家を探さなければなりません。それでもFacebookへの投稿からしばらくすると、引き取りたいという問い合わせがいくつかきました。そしてゼウスとカントリーの新しい飼い主として申し分ないと施設が太鼓判を押す夫婦が2匹の目の前に現れたのです。

どこに行っても絶対に離れない、2匹の健気な姿が胸を打ちます。新しい飼い主の元、2匹一緒で幸せいっぱいでしょうね。