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完璧に見える家族。よく見ると、悪夢が現れる。

ザック・ヤコブ・コーツがキプロスで生まれた時、母親ジョアンは一瞬かたまってしまいました。こんなことになるなんて、思ってもみませんでした。予定日よりも14週間も早く生まれてしまったザックは自力で呼吸できなかったため、インキュベータに入れられ、人工呼吸器に繋がれました。そしてザックの顔は、ひどく変形していました。

Facebook/JoanneLythgoe

体重わずか900グラムの小さなザックは、重度の口唇口蓋裂でした。ザックの顔の右側には頬骨、鼻の穴、唇、下の瞼がなく、このキプロスの病院では、対応できる医師さえいませんでした。

Facebook/JoanneLythgoe

助かった場合でも、奇形のせいでまともな生活はできないだろうと告げられてします。2週間後にザックの容態が安定したため、ジョアンは英国マンチェスターへザックを連れて帰りました。地元の病院で改めて検査を受けたところ、脳内の出血や心臓の疾患など、ザックには他にも多くの問題が見つかります。それから4か月は戦いでした。しかしザックは強かった!

Jolythgoe

ザックの口唇口蓋裂は、マンチェスターの医師も見たことないほど重度のものでした。その上、キプロスでの処置が悪かったためザックは右目の視力を失ってしまいました。しかし9年間、何度も行われた手術によって医師はザックの顔を整形することができました。今では1人で食べることもでき、喋れて、笑うことだってできます。

Twitter/CyprusSunMed

笑うことはザックにとってとても重要なことです。彼の持つ、一番強い武器でもあるからです。「小さい女の子がザックのことを『バケモノ』て呼んだら、彼はふざけてバケモノになったふりをして、その女の子の後を追いかけていったわ!人はよく彼のことをジロジロ見つめるけど、ザックは気にならないみたい。自分からその人たちに近寄って『僕、口唇裂で右目はまったく見えてないんだ。ところで、どうしてそんなにこっちを見るの?』って聞きに行くの。」

Facebook/JoanneLythgoe

そんなザックですが、時には説明するのにも疲れてしまします。そんな時に彼が見せるのが:笑顔です!

Facebook/JoanneLythgoe

ザックは明るく元気な9歳の男の子に成長しました。学校ではクラスの人気者だそうです。この少年の笑顔は、世界中の口唇裂の人に勇気を与えました。あなたもこの少年に元気を貰えたなら、シェアしてください!ありがとうザック、これからも君をずっと応援しています。