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ジーンとくる話

【なんという威厳】希少な動物の最晩年の姿を写真に収めたカメラマン

野生動物の貴重な生態を写真で伝える動物写真家たち。その仕事は忍耐との戦いでもあります。野生動物の決定的瞬間をカメラに収めるため、ときには数ヶ月も野生動物の生息地に張り込み、千載一遇のチャンスが訪れるのをひたすら待ち続けるのです。

野生動物写真家ウィル・バラード・ルーカスは幸運にも、ケニアのトサボ・イースト国立公園で一頭の伝説的な年老いた雌ゾウに出会うことができました。

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この雌ゾウは「タスカー」と呼ばれる希少なゾウです。アフリカゾウの中でも、年齢を重ね地面に届くほどに長く成長した牙を持つゾウは、「タスカー」(英語で牙を持つ動物という意味)と呼ばれ、アフリカ全土でも約20頭足らずの珍しいゾウなのです。

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皮肉にもその長く伸びた立派な牙のため、象牙を狙う密猟者の格好のターゲットとされています。

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地元の国立公園管理職員らの間で「F_MU1」の名で知られるこの雌ゾウをウィルは「ゾウの女王」と呼んでいました。

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その堂々とした体躯から、おそらく60歳と推定される雌ゾウ。立派な牙を持ちながら、これまで密猟者に殺されなかったのは奇跡的とも言えるでしょう。

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ウィルの撮影後、しばらくしてゾウの女王は寿命を全うし自然死しました。

「ゾウの女王に会うことができて光栄でした。あのときの感動と喜びは、きっと生涯忘れないでしょう」とウィルは語っています。

プレビュー画像:©︎Facebook/Burrard-Lucas Photography