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冗談でお店のラーメンをインスタントで作ったらフェイスブックが炎上。実は手作りだった！
日本食は世界中で愛されています。スコットランドのエディンバラに住むテディ・リーさんも日本食を愛する一人でした。彼は寿司とラーメンを提供する「Maki & Ramen Sushi Bar」という、座席数20の小さいお店を開き、町の人々にも好評でした。
そこに日本のテレビ曲から企画が持ちかけられます。この番組は、その道のプロを素人として送り込み、どれだけ「日本」が海外で誤解されているかを暴き、その後プロが正体を現し、成敗すると言うフォーマットです。テディさんはそれを知らずに、その道何十年のラーメンのマスターシェフが来ることに心を躍らせます。秘伝の焦がし醤油ラーメンのデモンストレーションをしてもらうためです。
エンターテインメント番組ということで、撮影のために面白いネタを提供することに同意し、番組の素材として、インスタントラーメンを麺として提供することにします。番組で使われたのは韓国の辛ラーメンです。
実際には自家製麺を頑張って作っているのですが、それでは番組に面白みがありません。あまり誤解がなく、企画上面白くないからです。他にもスコットランドに関係したものが必要との番組側からの要求で、朝食ラーメンをウイスキーと共に提供としていましたが、実際通常の営業ではメニューにありませんでした。
Facebook/Maki & Ramen Sushi Bar
テディさんとお店のスタッフ、さらに日本にいるお店のファンが見守る中、2015年の12月29日に特番「ぶっこみジャパニーズ」がTBSでオンエアされました。するとどうでしょう。
「マズすぎるラーメンin イギリス」などと、あまりにも実際にお店で提供されている内容と違うために、お店のフェイスブックは炎上します。テディさんは火消しに手間取り、結局関連していた掲示を全て削除してしまいました。そして何が実際起こっていたのかを書いて、心配をかけた人達にお詫びのポストをしました。
日本の視聴者はヤラセに気付き、憤りました。本来番組の趣旨が海外の日本にまつわる誤解を解くというものだからです。しかしお店はいたって謙虚に、麺屋うえだのみさえさんから「焦がし醤油ラーメン」を学べたことが大きな収穫だったと書いています。
Facebook/Maki & Ramen Sushi Bar
これがスペシャルメニューの焦がし醤油ラーメンです。美味しそうですね！
彼らへの誤解を解いてあげるためにもシェアしましょう。そしてもちろんこの手の番組にヤラセがつきものだということも心に留めておきましょう。
