結婚の誓いの瞬間に笑いが止まらなくなった花嫁の動画が大人気

新郎新婦が待ち望んだ瞬間、それは愛する人と結婚の誓いを交わすとき。

誰もが緊張するその瞬間にちょっとしたハプニングはつきものかもしれません。でも、祭壇の上で花嫁が体をのけぞらせて大爆笑するというシナリオは、新郎にとっても、集まったゲストにとっても想定外だったでしょう。

そんな状況を撮影したビデオがYouTubeに投稿され、大人気動画になっています。

世界中で10万回以上再生されたこの結婚式の動画は「結婚の誓い、洗練され、美しく、厳かで、そして時々……」というメッセージから始まります。

祭壇に立つ新郎新婦の名前はアンドリューとメリッサ。

神父は新郎アンドリューに「私の言葉を繰り返してください」と厳粛に指示します。たくさんのゲストが静かに二人を見守っています。

最初のつまづきは指輪でした。

アンドリューは誓いの言葉の後に指輪をはめる手順でしたが、指輪をさっそく花嫁の指にはめてしまうのです。花嫁に「まだよ」と指摘された新郎は「間違えた」とつぶやくと、指輪を一度外します。

さあ、気を取り直して誓いの言葉を述べるときです。花嫁の両手を握りしめるアンドリュー。

「ワッフルのような妻」

新郎は「私、アンドリュー・ポール・ダニエル・エングストロムは」と神父の言葉を繰り返します。

「メリッサ・レネ・ウォーレンを」と神父。「メリッサ・レネ・ウォーレンを」と新郎。

「法に基づき妻とします」と神父。

とてもシンプルな文章ですが、緊張したアンドリューは”lawfully（法に基づき）”の代わりに”waffle-y”と口ごもってしまいます。「ワッフルのような妻にします」とね。

大事な言葉で噛んでしまったアンドリューは照れ隠しに「ワッフルのような・・・パンケーキのような妻とします」（and pancake-y!）とおどけます。

花嫁のメリッサも面白がってパンケーキをパクッと食べるようなジェスチャーをし、見守るゲストから笑い声が漏れます。

そうなると、メリッサは笑い上戸なのか、もう笑いをこらえることができません。祭壇で膝から崩れ落ちて、笑いはじめてしまいます。

アンドリューが「僕はずっとこれを恐れていたんだ」と告白すると、メリッサの笑いはヒートアップ。教会に笑い声が響き渡り、アンドリューは笑い転げる花嫁を支えます。

神父は苦笑いしつつも、プロフェッショナルとして平静を保ち、「皆さん、心配しないで。私は以前にもこういうことは経験済みです」と聴衆に冗談を言います。

メリッサの笑い声がひとしきり響きわたった後、神父は仕切り直しとばかりに、誓いの言葉をもう一度始めようとしますが、二人はもう笑いをこらえることができません。ゲストたちにも笑いの渦が広がり、厳かな空気は一転、和やかで楽しい雰囲気に変わってしまいました。

神父が「休廷します」とにこやかに告げて、このビデオは終了します。

話題の「ワッフルの誓い」のビデオ（英語）はこちらです。

この動画は瞬く間に世界中に広まり、アンドリューとメリッサはちょっとしたネットの有名人になりました。

アンドリューはインタビューで、この騒動を父親のせいだと説明しています。父親の親父ギャグ好きが伝染して、ワッフルと言い間違えた後につい「パンケーキ」と言ってしまったのだとか。

ちなみに、この「ワッフルの誓い」の動画、実は13年前の2009年に撮影された映像を最近投稿したところバズってしまったようです。お茶目なこの夫婦は13年経った今でも幸せな結婚生活を送っており、今では3人の子どもにも恵まれているそうです。

きっと笑いの絶えない素敵な家庭なのでしょう！

こちらもオススメ