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母はどんな手を使ってでも亡き娘に会いたかった。願いが叶ったその瞬間を目にした時、言葉にできない感情が込み上げた
愛する子供に先立たれる、子を持つ親にとってこれ以上に深い悲しみ、苦しみはありません。もう一度我が子に会いたい、その経験をした誰もが抱える叶わぬ願い。
しかし技術の進歩により、その切実な願いに寄り添うことができました。願いを叶えたのはバーチャルリアリティ(VR)。
韓国のチャン・チソンさんは3年前、当時7歳だった愛娘ナヨンさんを血液の難病で亡くしました。病気が発覚してから、1ヶ月という短い間にあっという間にナヨンさんは逝ってしまったそうです。
チャンさんはVRの技術で忠実に再現されたナヨンさんに仮想空間で再会することができたのです。
7歳の娘を亡くしたお母さんが、VRの技術を通して娘に再会する話。
めちゃくちゃ感動したので、
少しだけ翻訳してみました。 pic.twitter.com/GL5RXIVASU— しんどいちゃん! (@sindoi_hito) February 7, 2020
ヘッドセットをしたチャンさん。そこに見えたのは…
彼女が夢にも見た愛娘ナヨンさんの姿。「お母さん!」「お母さんどこにいたの?」「毎日私のこと考えていた?」
3年越しに目にする娘の姿に声を詰まらせるチャンさん。
目の前に現れた娘の姿に思わず手が伸びます。
チャンさん親子の再会を見守るスタジオのスタッフも感動し、その様子を息を呑んで見守ります。
映像中に見られるチャンさんの言葉が印象的でした。
「空を見て会話したり手を振ったり。そんな変な女が空に手を振っていたら私です」
娘に会いたい、そんな願いをVRで実現することができたチャンさん。後にこのような言葉をブログ(現在は閉鎖)で残していたそう。
「3年経ったあとにこうして娘に再び会え、私は娘の死を悲しみ心を苦しませるより、もっと愛すべきだと自信が持てるようになりました。放送を見た人々がナヨンのことを覚えていてくれることを願っています」
亡くなった子供にVRで再会するという今回の企画に対して賛否両論の様々な意見が上がっていますが、悲しみとの向き合い方は人ぞれぞれ。何が正しいという答えはありません。愛する我が子に再会できた母の姿に、言葉にならない感動が押し寄せます。
再会の全編はこちらからご覧いただけます。
プレビュー画像: ©Twitter@sindoi_hito
