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外国人が期待していた日本と違う!あなたはこんな日本見たことありますか?
経済産業省が日本の魅力を世界に写真で伝えるために、二次利用を促進する情景写真サイトPHOTO METI PROJECTを始めました。覗いてみると私たちの思い描くよくある「日本の観光」や「クールジャパン」と少し違うことに気づきます。コスプレーヤーの姿や忙しい渋谷のスクランブル交差点はなく、逆に日本人も忘れかけていた素晴らしい情景を再び気づかせてくれます。
外国人観光客誘致ということで、やはり蔵王の樹氷などの定番もみられます。
群馬県真沢の森にあるような棚田は、大規模農業が普通な国に住む人たちからすると信じられないようなミニチュアの世界です。
千葉県を代表する写真にはI-linkタウンいちかわの展望ロビーから見える東京都の東京スカイツリーと富士山が使われています。賢いですね。
もちろん市川市の花火大会も忘れてはいけません。江戸川区花火大会と共同開催されており、国内最大級の花火大会です。
東京都を代表する写真は小石川後楽園の紅葉です。水戸徳川家の大名庭園は光圀によって改修され朱舜水によって後楽園と命名されました。
神奈川県は湯河原梅林。約4千本の梅が絨毯のように咲き誇っています。
長野県の新海三社神社にある三重塔は明治の神仏分離の時に破壊される予定でした。しかし神社の「これは塔ではなく倉庫である」との申し出が認められ、室町時代に建立された三重塔が残されています。
静岡県はやはり富士山。駿河湾から眺める富士山は外国人観光客なら誰もが夢見る景色です。
愛知県豊橋市にある吉田神社では手筒花火の伝統が受け継がれています。三河地方は江戸幕府の火薬番であったという歴史があり、その扱いに長けていたからです。
外国人観光客は日本と聞いてもあまりビーチを連想しませんが、三重県の鼓ヶ浦海岸のような綺麗な砂のビーチを発見したらさぞかし喜ぶでしょう。
京都府というと寺院や京の街並みを思い浮かべますが、ここでは京丹後市の立岩が紹介されています。周囲が約1キロに及ぶ一枚岩柱状摂理の玄武岩です。
御手洗は瀬戸内海に浮かぶ港町で、明治時代に汽帆船が使われ始めるようになるまで発展しました。江戸時代に栄えた街並みが今でも残されています。
山口県にある角島大橋は北長門海岸国定公園内に位置するので、そのルートや橋脚の高さを押さえ景観を考慮しています。
この幻想的な来島海峡大橋の写真は見るものを惹きつけます。全長4105メートルですが原付及び自転車歩行者道が併設されており、歩いて渡ることができます。
福岡県のつづら棚田には50万本の彼岸花が咲きます。
石垣島の名蔵アンパルにはマングローブほか亜熱帯気候の動植物が分布しており貴重な野鳥の飛来地及び生息地となっています。
日本には素晴らしい豊かな自然や文化的価値の高い観光資源があふれています。やっと国も情報を発信し始めました。写真を公開するサイトなのに、SNSにシェアするオプションがないので一般のユーザーは使いづらいと思われますが、これからはユーザーからの写真投稿機能なども追加される予定なので、サイトの機能拡張に期待しましょう。PHOTO METI PROJECTには他にもまだたくさん綺麗な写真があるので、皆さんも日本の魅力を海外に伝えるべく写真をどんどんシェアしましょう。