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ジーンとくる話

地中海の沖合でピンクのユニコーンに乗った女の子が発見される

子どもたちにとって、ワニやイルカなど乗って遊べる大きな浮き輪は、夏の海の思い出を彩る必須アイテムかもしれません。そんな浮き輪に命を救われた女の子がいます。

2020年夏。ギリシャのコリント湾沖を航行中のフェリーの乗客が、遠くにピンク色の物体が浮かんでいるのを見つけました。

Twitter/Rex Chapman

大海原にポツンと浮かぶのは、ピンクのユニコーン浮き輪。しかしさらによく見ると…

Twitter/Rex Chapman

女の子が乗っています!

乗客からこの報告を受けたフェリーのグリゴリス・カーネシス船長は、躊躇することなく救出を開始します。浮き輪が流されないように慎重に子どもに近づき、ロープを使ってゆっくりと子どもをフェリーのデッキに引き上げました。

Twitter/Rex Chapman

乗客の一人であるペトロス・クリトソニスは、携帯電話でこの救出劇をすべて撮影し、そのビデオをインターネットに投稿しています。

Twitter/Rex Chapman

ビデオはこちらで見ることができます。

救出されたのは4歳の女の子。浮き輪に乗って波打ち際で遊んでいたのですが、両親が少し目を離した隙に強い海流に流され、視界から消えてしまったそうです。ユニコーンの首にぎゅっとしがみついていた女の子、どれだけ怖かったことでしょう。無事に救出されてよかった!!

その日は天気がよく、海がそれほど荒れていなかったことや、たまたま通りかかったフェリーに発見されたことは本当に幸運でした。海や川では、一瞬の油断が命取りになります。たとえ浮き輪があっても子どもから目を離さず、また子どもだけで泳がせないなど注意が必要です。

プレビュー画像: © Twitter/Rex Chapman