ちえとくをフォローする

動物

フロリダ生まれのチワワのトビーが世界最高齢犬に

犬が人間の最良の友とされる理由はたくさんあります。その愛情深さや賢さはもちろん、寿命が比較的長いため、長い期間、飼い主の忠実な伴侶となりうることもそのひとつです。

現在、世界で一番ご長寿のワンコは何歳かご存知ですか?

現在の世界最高齢犬は御年21歳のチワワのトビー・キース。陽光降り注ぐ米国フロリダで飼い主と一緒に老後を楽しんでいます。

©Instagram/guinnessworldrecords

「トビー・キースは私の小さなボディガードです。どこにでもついてくるんです。テレビを見ているときも私の上に寝転んでいます」と顔を綻ばせるのは飼い主のジセラ・ショア。トビーとの出逢いは偶然でした。

「私はある動物保護団体でボランティアをしていたんです。そのスタッフから、子犬の世話ができなくなったので手放したいという老夫婦がいると教えてもらいました。私はそのご夫婦に会って、小さなチワワを紹介されました。最初はピーナツバターと呼んでいたんですが、その後、トビー・キースと名付けました」とジゼラさんは振り返ります。

©Instagram/guinnessworldrecords

それから20年余り。トビーは2001年1月9日生まれ。2022年3月16日に21歳66日で現存する世界一の長寿犬としてギネス世界記録を更新しました(チワワの平均寿命は12~18歳です)。

ジセラとトビーのビデオ(英語)はこちらでご覧いただけます。

トビーは心臓病と診断されましたが、それにもかかわらず、この年齢まで生きることができたのは、朝夕の散歩を欠かさず、野菜や米、鶏肉を食べているからだとジセラは考えています。甘いものは決してあげないそう。

2匹の犬と2羽のオウムを飼っているジセラは「この年齢でこんなに元気なので、みんなに驚かれます」と言います。

しかし、トビーはまだ「史上」最高齢の犬ではありません。犬の長寿世界記録は、オーストラリアで暮らしていたオーストラリアン・ケルピーのマギーで、2016年に30歳で亡くなっています。30歳といったら、犬の平均寿命の倍以上というから驚きです。

健康的な食事、適度な運動、強い遺伝子、そして何よりも愛情あふれる家庭のおかげで、このかわいいチワワのトビーはきっともう少しこの世で生を楽しむことでしょう。もしかすると、マギーの記録を更新することもあるかもしれません。

©Instagram/guinnessworldrecords

犬の平均寿命は伸び続けており、トビーのように元気で長生きする犬たちが増えていることは、犬好きな人々にとっては朗報ですね。

出典:guinnessworldrecords
プレビュー画像:©Instagram/guinnessworldrecords