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ある朝目が覚めると16歳の彼女の目には膿が溜まっていた。原因は、どこの薬局でも売っている。

16歳のオーストラリア人タイラ・デユーリーは、おしゃれを気にし始めるお年頃。新しいメイクや髪型を思考錯誤していました。

あるとき眉毛とまつ毛の色を変えたいと考えたタイラは、ヘアカラーをドラッグストアで購入します。以前髪の毛や眉毛を自分で染めた経験もあり、うまくできる自信があったのです。

しかし、これは大きな間違いでした。

以前使ったヘアカラー商品とは違うものを購入していました。その商品に使われていた成分に、タイラは激しいアレルギー反応を起こしてしまったのです。

p-フェニレンジアミンという物質が問題でした。PPDとも呼ばれるこの成分は、工業着色剤が添加された染料のことで、ヘアダイやヘンナタトゥーの代用物質として一時的な刺青の塗料などに使われています。

接触性皮膚炎が多く報告されている物質のため、使用前にパッチテストなどでアレルギー反応がないかどうか確認することが必要です。もちろんそんなことは知らず、タイラは敏感な皮膚に使用してしまったのです。

眉毛とまつ毛を染めた翌日の朝、彼女は目を開けることができませんでした。まぶたが腫れすぎていたからです。すぐに救急病院に連れて行かれました。

「反応のせいで起きた時はほぼ目が見えない状態だった。目が風船のように腫れて、私は泣いて叫んでいた。目に入ったビーチの砂が全く取れないような感覚だった。眉毛のあたりは、カミソリで切ったように刺すような痛みがあった」タイラは説明します。

タイラは病院で手当てを受けた後、SNSを通じて周りの友達に注意を促しました。

「両方のまぶたに化学熱傷を負い、目が腫れて何も見ることができなかった。こんなに若い年齢で視力を失ってしまうと思って怖かった。翌日、検眼医に失明しなくてラッキーだったと言われたの」

幸運なことに、視力も戻り、処方された軟膏で眉毛とまつ毛も元に戻りました。

物質一つ違うだけで、こんなにも大変なことになってしまいました。髪の毛の色を自分で染めるときには、商品の内容をしっかり確かめ、パッチテストを行ってから使用したいですね。また、眉毛や特にまつ毛は肌が弱い場所なので、染髪は目元ケアの専門家に依頼するようにしましょう。