ちえとくをフォローする

人気の記事

登校中の13歳の少女が不審者に受けたハラスメント体験

カナダに住むクリスティ・スネルには、13歳の娘がいます。母親として彼女は子どもの安全を毎日願っています。しかし、今年の5月21日にある事件が起きました。

クリスティはツイッターで、ある天気の良い朝に起きた出来事を語っています。母にも娘にもすぐには忘れられない体験です。

(注:写真はイメージであり、記載されている人物を表すものではありません)

school

クリスティはこうツイートしました。

「今朝、13歳の娘が学校に行く途中、不審な男に付きまとわれました。

娘は恥ずかしがり屋で、大きな通学用のかばんを背負い、ランチバッグを持っていました。自宅を出てほんの数ブロックのところで、知らない男が娘の方に駆け寄ってきました。そして、娘の後をついてきたのです。彼は娘に話しかけ、どこに行くのか聞いてきました。

Zurich side street

娘は声を出すこともできず歩き続けましたが、男は執拗に後ろをつけてきました。ありがたいことに、ご近所のアンドレアが通りの向こう側から、何かが起きていることに気づいてくれました。アンドレアはすぐに駆けつけ、娘を引き寄せると、わざわざ地下鉄の駅まで送ってくれました。娘は泣いていましたが、大丈夫でした。

男は娘に触ってはいません……でも娘にとっては恐怖の体験でした。

本当に、本当にやめてほしいのです。見ず知らずの男のせいで、娘は自分の住んでいる地域でさえ安心して過ごせなくなってしまいます。

後日、娘はこう言っていました。『こういうときはどうすればいいか、前に話したよね。でも、自分がそういう状況に置かれたら、実際にどう感じるのかは分かってなかった』娘は自分がいかに無力で弱いかを痛感したそうです。自分があまりにも無防備だと感じたのです。

Mother and Daughter

おそらく同じようなことはまた娘に起こるのでしょう。どうか、そのときも、そこにいる誰かが手を差し伸べて娘を安心させてくれますように。助けてくれたアンドレアには、来週末にお礼としてとても美味しいカップケーキを持っていこうと思います。

そもそも、どうしてこういうことが起こるのでしょう。見知らぬ人がこんなに簡単に子どもから安心を奪うことができるなんて。その日の朝はとても清々しく晴れていました。そして娘は家を出る前はとてもご機嫌だったのです」

たとえ身体的に無傷であっても、母親と娘の心には暗い影が残っているでしょう。これは世界中の女性たちがよく知っている現実です。恐怖で胸が潰されるようなハラスメントが日常の一部であっていいはずがありません。声を上げる勇気、そしてアンドレアのように傍観しない勇気を持ちたいと思います。

プレビュー画像: ©Twitter/@Snellk ©Twitter/@Snellk