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動物

【衝撃的な動画】メキシコの個人経営動物園で飼育員がトラに噛まれる

犬、猫、ハムスターなど、人懐っこいペットでは退屈すぎると感じる人がいます。なかには、人を襲うこともある獰猛な動物をペットとして飼う人もいるのです。

最近、メキシコでは飼育していたトラに噛まれた若者のショッキングな動画が拡散されました。

※ 注意:この記事には、一部の読者がショックを受ける可能性のある映像が含まれています。

事件の経緯

メキシコ中西部ミチョアカン州では、私有地でベンガルドラをはじめとする獰猛な動物が飼育されており、個人経営の動物園として公開されています。

事件が起きた日の様子は動画に撮影されています。飼育員の若者が檻に近づき、柵から手を入れてトラの名前を呼びます。若者は寄ってきたトラの首のあたりを撫で始めます。しかし、その直後、大惨事が起こりました。トラは突然、若者の腕に噛み付いたのです。

トラは男性の腕に噛みつき、柵から中に引きずりこもうとします。苦痛のあまり泣き叫ぶ男性の声が響きます。撮影者は恐怖で悲鳴をあげ、カメラを落とし、ビデオはそこで終わります。

この事件のビデオはこちらでご覧いただけます(スペイン語)。

この後、彼は何とかトラから逃れますが、両腕に重傷を負って病院へ運ばれます。

病院で男性は両腕の切断を拒否し、様々な持病があったことから合併症が起こり、4日後に心臓発作で死亡しました。

©Twitter/jaimelopezmtz

違法な私設動物園?

報道によると、死亡した飼育員の名前はホセ・デ・ヘスス。23歳の彼はこの私設動物園で飼育係として働いていました。動物園のオーナーは、敷地内にこのベンガルトラのほかにライオンとワニを飼っており、私設動物園の正式な許可は得ていると主張しています。この主張は現在、メキシコ当局によって調査中です。

オーナーは「トラに襲われたのは飼育員に非があったためだ」と主張するためにこの動画を公開したそうです。

トラは絶滅危惧種です。世界に生息する野生のトラの数を上回るトラが動物園や個人に飼育されている実態があります。さらに、獰猛なトラの飼育中に事故が起こるのは珍しいことではありません。

©Pexels/David Atkins

トラは個人経営の動物園で飼育されており、噛まれた23歳の若者は飼育員でした。

個人が営利目的で飼育していたトラに飼育員が噛まれた今回のショッキングな事件。この動画が拡散されたことにより、メキシコではペットとしてトラを飼育することを見直すべきだという批判も高まっています。

出典:mirror , rnd
プレビュー画像:© Twitter/jaimelopezmtz