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バージンロードで新婦をエスコートする父親がもう一人を祭壇まで連れていく。それは実に正しすぎる行動だった。
デリア・D・ブラックバーンは、経験豊富なウエディングフォトグラファーです。これまでの彼女は、新郎と新婦の間で起こるさまざま感動的な場面や信じられないような事件に遭遇してきたつもりでした。しかし、ブリッタニー・ペックさんの結婚式でデリアは、新郎新婦ではなく、新婦の父親の行動に再び驚かされることになります。
その瞬間を、デリアはしっかりカメラに収めていました。
新婦が一人でバージンロードを歩く姿をみんなが緊張しながら見守る中、新婦をエスコートしていたブリタニーの父親のトッド・バックマンさんが突然足を止め、周りを見渡しました。参列客の中から彼が探していたのは、ブリッタニーの義理の父親トッド・チェンドロスキーさんでした。バックマンさんにとっては、元妻の再婚相手になる人物です。
バックマンさんはチェンドロスキーさんのところまで駆け寄り、彼の手を取りました。
突然のことに参列者たちは混乱しますが、すぐにバックマンさんの意図を理解したようでした。
実父のバックマンさんは、ブリッタニーの義父にも娘とバージンロードで歩く機会を与えたかったのです。彼もまたブリタニーの父親だったからです。この心温かい思いやりに感動し、チェンドロスキーさんも涙が抑えられません。
バックマンさんとチェンドロスキーさんは、これまであまり良い関係ではなかったそうです。しかし、娘の結婚式で自分がバージンロードを歩くことが決まったバックマンさんは、チェンドロスキーさんと共に歩むことを式が始まる前から決めていたのです。
「この光景をみて涙しなかった人はいませんでした。私もです」デリアは言います。「結婚は新郎新婦のためにもので、ふたりの親のエゴを出しあうためではありません。子供に本当の愛とは何かをバックマンさんはしっかりと示されていました。素晴らしいです」
Facebookで紹介された実父の計らいに多くの人が心を動かされ、賞賛の声が寄せられました。この日、娘にとってふたりの父が取った行動は最高の贈りものになったに違いありません。
