ジョーク
ジョーク: 恐怖にビビるタクシー運転手
新米タクシー運転手として勤務初日。運転手は記念すべき最初のお客を乗せます。
乗客に行き先を尋ねた運転手は、早速タクシーを走らせます。
数分後、目的地に向かう車内は沈黙に包まれていました。ラジオや音楽すら流れていません。
いかなるときも人とのコミュニケーションを重んじる性格の乗客は、重苦しい沈黙に耐えられなくなり、運転手に話しかけました。
「あの、ちょっ…」
「ギャッ!!!」間一髪入れず、運転手が怯えたような叫びを上げ、タクシーは急停止。後続の車は危うく衝突する寸前で急ブレーキ。
「ちょっと、危ないじゃないですか!一体なんなんです!」
すんでのところで事故に遭うところだった乗客は運転手に怒鳴りました。
動揺した様子の運転手は深い息をつくと、震え声で謝りました。
「すみません、実は今日は初勤務でして。うっかり前の仕事のつもりで運転していたようです」
「へえ、どんな仕事だったんですか?」
運転手は答えました。
「霊柩車の運転手ですよ」
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