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人が片足を失う大事故。だがその人の命を奪ったのは、野次馬が思わず口にしたこの一言だった。

事故を目の前で見たらどうするべきかを、みなさんは知っていますか?助けを呼ぶ、救急車を呼ぶ、警察に連絡を入れる、怪我をしている人がいたら声をかけ、状態を確認して励まし続ける、路上であれば二次災害を防ぐために発煙筒を焚く、ファーストエイドの知識があるならけが人に対して必要な処置を行なう…。自分が当事者でなく、第三者の目撃者であってもできることはたくさんあります。しかし、こうした状況下で決してやってはいけないことがあります。

Twitterユーザーのひろとさん(@AirHiro0528)が投稿した、人命救助に関するエピソードは、そのことについて説明したものです。

Traffic Accident Resulting in Injury at Yurakucho Station

事故が発生し、救急隊が現場に到着します。事故で片足を切断されてしまった人の止血を行ないながら「大丈夫だよ」と声をかけ続けていました。しかし、そのとき現場を通りかかった人が驚いて思わず大きな声で一言、こう言ってしまったのです。

「うわ、足がちぎれてるよ」

怪我した人は、自分の足が切断されてしまったとは思っていなかったのか、その言葉を聞いてパニック状態に陥ってしまいます。突然体を震わせ、血も止まらなくなり、そして残念なことにそのまま現場で亡くなってしまったそうです。

現場を見てしまった人は、その惨状を目撃したショックから声を出してしまったのでしょう。しかし、必死に生き延びようと頑張っている人を動揺させてしまうような言葉を思わず口にしてしまったことで、最悪の事態を招いてしまったかもしれないのです。病院に搬送されていれば助かったか、家族に会うまでは持ちこたえることができた命だったかもしれません。

言葉の持つ重みについて改めて考えさせられました。人を傷つけるくらいでは済まないこともあるのです。怪我をしている人に対しては、生きる希望を持てるように励ましの言葉をかけ、決して動揺させるようなことを言ってはいけないということを誰もが知っておくべきですね。言葉の力を甘く見てはいけません。