顔を失った男性が全顔面移植手術を受ける

アメリカ・テキサス州、夏の暑い日の午後。23歳のダラス・ウィーンズは、その日彼の人生を大きく変えてしまうことが起こるなどとは思ってもいませんでした。

移動クレーンの上で教会の壁塗りの作業をしていた建設作業員のダラスを、悲劇が襲います。

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ダラスの乗っていた移動クレーンがふらつき、そのまま電線に激突。そのとき、ダラスの頭が高圧線に触れてしまったのです。

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ダラスは、顔面に大ヤケドを負い意識を失いました。そのまま3カ月も昏睡状態のまま生死の境を彷徨い続けましたが、22回の手術を経て命を取り留めました。しかし目覚めたとき、顔面を殆ど失ってしまったことを医師に告げられたのです。

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電流に触れたことで顔面の皮膚が溶けてしまい、ダラスは目と鼻、歯を全て失ってしまったのです。のっぺらぼうのような顔になってしまい、彼が誰であるか判別するのも難しいほどでした。幸いにも脳に障害はなく、肉体も健康そのものでした。

ダラスは人間らしい顔面を取り戻したいと切に願いましたが、それよりも、あることに心を痛めていました。

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それは娘とキスを交わせなくなったことでした。ダラスは事故から生還できたことを神様からの贈り物だと信じていましたが、娘のキスを顔に感じることができないこと、キスをしてやることができないことはずっと受け入れることができない、悲しいことだったといいます。

そんな彼のもとに数年後、驚くべき話が持ちかけられます。

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チェコ出身のボーダン・ポマハック医師が、ダラスのために全顔面移植手術を考案したのです。世界でもまだ数えるほどの例しか存在しない、結果の予測が難しい手術でした。ダラスは殆ど迷うことなく、この実験的な手術を受けることを決意します。

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2011年3月、交通事故で亡くなった男性ドナーの顔、そして顔の筋肉や感覚神経が全てダラスに移植されました。世界中が注目した手術は、無事成功します。傷が癒えた後、移植された顔はダラス本人の顔面として機能するようになったのです。神経機能を取り戻すためのリハビリを続けたダラス、今では顔を動かして表情を作れるようになり、発話も大分楽になったといいます。視力は戻りませんでしたが、嗅覚を取り戻した時の感激は忘れられない、とダラスは嬉しそうに語っていたそうです。

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ダラスの一番の願い、それは娘と普段通りの生活に戻ることでした。術後に娘と再会したとき、娘は父親に抱きついて「パパ、とってもハンサム!」と言ってくれたそうです。

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顔面を失って生還したことにも驚きですが、また新しい顔を手に入れることができたなんて驚きですね!あなたもダラスのストーリーに驚いたなら、友達にシェアしてください!

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