考えさせられる
全身の98%以上をタトゥーで覆った26歳が1日だけ元の姿に戻る
誰もが自分の理想の美を追求します。
オーストラリア在住のアンバー・ルークは、全身のタトゥーで自分らしさを追求する26歳。でも、彼女は1日だけ時を戻しました。
アンバーは学校でいじめられ、15歳で重度のうつ病になった後、タトゥーを入れ始めました。それから10年以上の歳月と1000万円以上をかけて、今では全身くまなくタトゥーだらけ。目の周りの白目の部分さえ青く染まっています。舌はフォーク状に割り、あちこちにピアスも。

全身の98%以上をタトゥーで覆った女性としてすっかり有名になった彼女に、テレビ番組「Transformed」がある企画を申し出ました。1日だけアンバーのタトゥーを隠すために全身にメイクアップを施し、タトゥーなしの姿を披露してほしい、という企画です。

タトゥー除去の施術は非常に高価で時間もかかり、痛みを伴いますが、この企画ではメイクでタトゥーを隠します。メイクアップアーティストが、まずアンバーのタトゥーの色をカバーするピンクの下地を塗りこみ、その上から、さらに肌色のメイクアップを重ねるのです。

アンバーの変身ぶりはこちらのビデオ(英語)をご覧いただけます。
メイクアップが終わると、そこにいたのはタトゥーが一つも入っていないまるで別人のようなアンバー。

アンバーの母であるヴィッキーが呼ばれ、変身した娘と対面します。ヴィッキーは娘のタトゥーを決して快く思っていないとアンバーは考えていましたが、タトゥーを消したアンバーを見て、ヴィッキーは驚くべき発言をしました。「私の娘はどこ?」
続けて、ヴィッキーはこう言ったのです。「私はタトゥーのあるあなたが好きよ。タトゥーのあるあなたに慣れちゃったみたい」と。

アンバー自身は自分の姿をどう思ったのでしょう?
タトゥーのない自分の身体を一瞥して、彼女はこうコメント。「どう反応すればいいかわからない。ベーシックすぎ。辛いことだらけだった10代に戻ったみたいで落ち着かなくて本当に嫌」
アンバーは、そもそもなぜ自分の体を改造し始めたのか、当時の辛い気持ちを鮮明に思い出してしまったようです。そして、それを思い出したことで、より一層、今の自分が好きになったと言います。

とはいえ、アンバーにとっても、母ヴィッキーにとっても、この体験はエキサイティングなものでした。
ヴィッキーはこう語っています。「過去にさかのぼって、自分の娘の当時の姿を見るチャンスなんてなかなか得られないから貴重な体験だった。ただ、自分でも驚きなんだけど、私は娘の昔の姿も好きだけど、今の彼女、つまりタトゥーのある今の姿も好きなんだと分かったわ」
アンバーの変身、みなさんはどう思われましたか?コメント欄で是非教えてください。
出典:womenshealthmag
プレビュー画像:©Youtube/truly
