えらい
スケート高木姉妹の母の献身
北京オリンピックで私たちを沸かせてくれたのは、何と言っても高木姉妹でしょう。
高木菜那選手(姉)と美帆選手(妹)は、2人ともスピードスケートの選手として活躍しており、2人で獲得したメダルはなんと10枚にも及びます。
高木家のオリンピックメダル
— ぶりお🎏 広島カープ&NDロードスター(‘ᴗ’ )و (@gyoraidou) February 17, 2022
高木菜那 金2 銀1
高木美帆 金2 銀4 銅1 合計10枚
銅が最小というのが何とも言えん pic.twitter.com/X3xaLu1G8y
大活躍の姉妹ですが、ウィンタースポーツの選手になり、オリンピックに出場できるまで継続して努力を続けることは、決して容易なことではありません。
ウィンタースポーツは決して経済的に敷居の低いスポーツとは言えず、用具や練習施設の確保、遠征などにかかる費用は、他のスポーツと比較しても実に高額です。
高木姉妹は、兄である大輔さんもスケートをやっており、そこにかかる費用はかなりの額になっていたはずです。しかしそんな高木姉妹を陰で支え続けた、母・美佐子さんの献身が今、大きな話題を呼んでいます。
伝えているのは、文春オンラインです。
Xビデオを観た後にオリンピックの
— 道化師まっくん🧸 (@GOGO68801560) February 15, 2022
女子団体パシュート決勝を観た
姉の菜那が転倒し銀メダル
涙を流す傷心の姉の高木菜那に
黙って寄り添う妹の高木美帆…
金メダル以上に良い物が見れたと思う☺️
泣けた…
高木姉妹銀メダルおめでとう👏
高木ブーはおらんかった#高木ブー #高木菜那 #高木美帆 pic.twitter.com/TsKFF7xr3M
父の愛徳(よしのり)さんは会社勤めだったそうです。母・美佐子さんは、子供たちがスケートを続けられるように、美帆さんが幼稚園の頃に新聞販売店の託児所に預けて、新聞配達を始めたと言います。
さらにそれだけでは足りず、スーパーのレジ打ちの仕事とも掛け持ちしてやっていたそうです。すべては、「スケートを続けたい」と言う子供たちのため。
しかしどれだけ忙しくても、美佐子さんが笑顔を絶やすことはなかったそうです。
高木美帆ちゃんついに金メダル獲った!!オメ!🎖️🎉
— 銀のカラス (@yrmqw432kazuho2) February 17, 2022
可愛さも金メダル級だし、お姉ちゃんも可愛い
高木姉妹はこれから先引退してもタレントでやっていける🥰 pic.twitter.com/olALU6yLJS
そんな母の背中を見て育ったからでしょうか。子供たちも中学生に上がるころには、母の仕事を手伝うようになっていったそうです。
子供たちは、早朝に新聞を配って、それからトレーニングを兼ねて高校まで自転車で通っていたそうです。お正月は、一緒になって新聞を配るお父さんの姿もありました。
そうして家族一丸となって、追いかけた夢。妹の美帆さんは、中学生でバンクーバー五輪出場を果たし、地元中の注目を集めたそうですが、決して有頂天になることはなく、地に足のついた感じだったそうです。
それは、長い間、自分たちのために身を粉にして働く母を見て、「一人で成し遂げられることはない」と、そう知っていたからなのかもしれません。
スピードスケート女子団体追い抜きで銀メダルを獲得した日本(佐藤綾乃、高木美帆、高木菜那)。仲間ともっと強くなる(15日、伊藤紘二、横山就平撮影)#Beijing2022 #北京2022
— 読売新聞~SportsTheMoments~ (@YomiMoments) February 15, 2022
写真速報はこちらhttps://t.co/yHdiHlstXL…
結果速報はこちらhttps://t.co/mx9u4muxBV pic.twitter.com/ARpmxYQlfE
「お金の苦労は確かにありましたけど…けれどそれを苦労と思ったことは、一度もないんです」
美佐子さんは、子供たちにいつもこう教えていました。「人前で泣かないように」と。
どんな時も涙を見せずに、凛として、高木姉妹は北京オリンピックの表彰台に上がりました。心の中にはいつでも、母の教えがあったのです。
プレビュー画像: ©Twitter/gyoraidou
出典:文春オンライン
