12歳の息子を傷つけられた母は 自らの手で裁きを下した

注意:この記事はショッキングな内容を含んでいます。

イギリス・ロンドンに住む38歳のサラ・サンドは、5人の子どもを育てるシングルマザーです。彼女は2015年に近所に住む77歳の男性を刺し殺し、3年半の懲役に服しました。しかし、この殺人について、彼女に同情する声は少なくありません。

ことの発端は2014年。サラ・サンドはロンドンの団地で子どもたちと暮らしていました。同じ団地に住む77歳のマイケル・プレストは、コミュニティセンターで働いており、近所でも評判のいい陽気な老人でした。

Court

しかし、当時、この男性に恐ろしい過去があることを隣人たちは知りませんでした。プレストは小児性犯罪で有罪判決を受けた人物で、出所後に名前を変えて、当局の管理から逃れていたのです。この男は過去30年間に少なくとも24件の児童暴行の罪で裁かれていました。

サラの息子で当時12歳だったブラッドリーは、お小遣い稼ぎをしたくてプレストの仕事を手伝っていました。しかし、彼はあるときから突然、その仕事をやめてしまいます、その数週間後、マイケル・プレストは他の12歳の少年2人から性的暴行で訴えられます。一緒に働いていたブラッドリーのもとにも捜査中の警察が訪ねてきました。そして、2014年11月、ブラッドリーはプレストが自分にも暴行を加えていたことを告白しました。

サラはこう語っています。「彼が自分の髪を引っ張り、震えながら泣いているのを見つけました。彼は『もっと早く言っておけばよかった…そうすればあいつが他の子にひどいことをするのを防げたかもしれないのに』と言い続けていました。ブラッドリーは、店でもアパートでも襲われていたんです。心が折れそうで、吐きそうでした」

その後、ロンドンのアパートでプレストが血の海の中で亡くなっているのが発見され、サラは過失致死罪で起訴されました。裁判所は有罪と判決を下し、彼女には7年の懲役刑が課せられます。

サラは当時の様子をこう語っています。息子の苦しみを知ったサラは、息子を守れなかった罪悪感に苛まれていました。そして、プレストの過去の犯罪歴を知った後、ワインを2本飲み、酩酊状態で、ナイフを持ってプレストのアパートを訪ねます。そのときはブレストを傷つけるつもりはなく、ただ、裁判で息子が辛い告白をしなくてもいいように、彼に自白を迫ろうと考えていたとサラは語っています。

ドアを開けると、プレストはサラに向かってニヤリと笑い、サラの話を聞こうともせず、少年たちを嘘つき呼ばわりしました。「怖かった。こんなはずじゃなかった。あいつは私の話を聞こうともしなかった…。友好的な隣人だった人とは別人のようでした」自制心を失ったサラは、77歳のプレストをナイフで刺してしまいます。最終的に、彼の身体には8回刺された跡が残っていました。そして、犯行後、彼女は警察に出頭し、自首しました。

その後の裁判で、サラは息子ブラッドリーを守るため、自らの動機を明らかにしませんでした。しかし、裁判中にプレストの数々の児童性犯罪歴が明るみにでたため、当初7年とされた刑期は3年半に短縮され、サラ・サンズは2018年に家族のもとに戻ることができました。

「自分がこんなことをするとは夢にも思いませんでした。自分のしたことを誇らしいとは思っていませんが、後悔もしていません。少なくともプレストはもう誰も傷つけることができないのですから。私は悪人ではありませんが、悪いことをしてしまったのは事実です。それを否定したことはないし、罰も受けました」と現在38歳になったサラ。「私は二度と人を殺しません。私は母親として、ただ自分の子どもを守ろうと必死だったのです」

現在、彼女は「Loss of Control(自制心の喪失)」という本を出版し、ようやく人生の暗い章を閉じようとしています。

プレビュー画像: ©Facebook/UK Lifestyles

出典

rtl,

プレビュー画像: ©Facebook/UK Lifestyles

コメント

おすすめの記事