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おもしろ・びっくり

【これなんだ?正体が分かった人はスゴイ!】ふわふわのオムレツ…と思いきや裏面を見て恐れ慄いた

世の中には私たちの知らないことがたくさんあります。見たことのない、珍しい生き物や植物を目にすることも…

英国ウェールズのコーンウォールで漁師として漁業に携わるイアン・ジェプソン(35歳)が水揚げした謎の生物。その衝撃的な姿が話題を集めています。

男性が投稿した問題の画像をご覧ください。

Instagram/three_jays

え?いい感じに焼き色がついたオムレツ?

フワフワ、きつね色に焼き上がったオムレツ…サラダを添えれば朝ごはんにピッタリ。いい具合のふんわり加減と焼き色…見ているだけで食欲をそそります。

あれ? でも、ちょっと待って…

Instagram/three_jays

下に何かいるような…

横、正面から見てみましょう。

ギャー!!

https://www.instagram.com/p/CSv-RmiLusd/

な、なんと、美味しそうなふわふわオムレツの正体はカニ!

 
 
 
 
 
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このカニの名前は「スポンジ・クラブ」。西アフリカから地中海にかけて生息し、外敵から身を守るために頭や体に海綿(スポンジ)を載せカモフラージュする習性があります。

海綿は捕食者の目を欺くだけではなく、中には毒を持つ海綿もあり、捕食者から守ってくれるのです。スポンジ・クラブは甲羅がしっかりと覆われるよう、海綿のサイズを調整しているそうです。

後ろ脚を使って自分の体の上で海綿がズレないようにキープするとか。外敵から身を守るために工夫しているんですね。

↓ あれ、でもちょっとズレてる…?

「ペランポースの約10キロ沖合で釣れたのですが、滅多に見られないので、とても嬉しかったです。記念撮影の後で、スポンジが背中から剥がれないように、慎重にゆっくりと海に戻してやりました。実際にスポンジクラッブと呼ばれているかどうかは不明ですが、私たち漁師仲間はそう呼んでいます」とイアン。

イアンによると、スポンジクラブが水揚げされる割合は通常1〜2年に1匹ほど。しかし、今年の夏はすでに5匹が漁にかかっているそうです。温暖化により、生息域に変化が出ている可能性も考えられます。

「地球温暖化の影響かどうかはわかりませんが、今後またどれくらい目にする機会があるのか、注意してみます」とイアンは語っています。

スポンジ・クラブ意外にも、外敵から身を隠すために自分の体に藻や海綿、珊瑚などをちぎって付ける習性を持つ「モクズショイ(英名: Decorator crab 飾りつけるカニ)」というカニも有名です。

↓ こちらはイソギンチャク装備のモクズショイ。ファンキーなお姿ですね。

今回話題となったオムレツ風海綿を背負い込んだスポンジ・クラブ。カモフラージュ効果で天敵の目を欺くことはできても、返って人間の目を引く結果となったようです。

ともあれ、オムレツ風スポンジ・クラブが無事に海に戻されて何よりでした。今日もウェールズ沖の海底を一見オムレツ風生き物が歩いていることでしょう。

プレビュー画像©︎Instagram/three_jays