ちえとくをフォローする

レスキュー

通りに捨てられたスーツケース。しかし持ち主が中に入れたまま放置していた内容は衝撃的だった。

ある朝、イギリス東部のエセックスの看護師は通勤途中に通りに放置されたスーツケースを発見しました。直感に従い、スーツケースを開けた看護師は驚愕しました。

 

スーツケースの中には生後3〜5週間ほどの小さな子猫が15匹も入っていたのです。

誰が捨てたのであれ、可能であれば生き延びて欲しいと願ったのでしょうか、この哀れで非力な子猫たちが呼吸できるようスーツケースには通気用に穴が開けられていました。そして地元ホーンチャーチ地域で猫の保護施設としてよく知られた動物保護センターの近くに放置されていたのです。

Youtube / Inside Edition

「遺棄されていたとはいえ、幸い子猫は全員無事で良好な健康状態です。母猫から引き離されるにはあまりにも幼い子猫たちでした」と子猫を保護した施設職員アリソン・ガンブルは語りました。アリソンによるとおそらく子猫たちは3匹の母猫から生まれた3グループの兄弟姉妹猫に違いないとのことです。

どの子猫も授乳が必要な期間に乳離れさせられたわけではないので、栄養失調や情緒面での問題は特には見られませんでした。

Youtube / Inside Edition

「飼い猫の繁殖を飼い主がコントロールできなかったか、もしくは子猫の販売目的で繁殖させた結果なのか、真相は不明です」とアリソン・ガンブル。

Youtube / Inside Edition

幸いにも動物保護センターは15匹の子猫全てを無事に受け入れることができました。きっとまもなく子猫全員の新たな飼い主が見つかることでしょう。現在はまだ引き取られるには幼くか弱い子猫たちは、施設で十分なケアを受けながら新しい家庭での生活を待っています。

Youtube / Inside Edition

「15匹のうち6匹は目に感染症を起こしおり、他の9匹には同症状は今のところ見られませんが、注意深く観察する必要があります」

「母猫が現在再び妊娠しやすい状況であろうことが気がかりです。私たちは雄猫、雌猫、子猫を問わず全ての猫の飼い主にペットの猫の去勢の必要性を訴えています」とアリソンは語ります。

こちらの動画から今回のエピソードを視聴できます:

可愛く愛らしい子猫たちですが、過剰な繁殖は飼育環境の悪化など、決して良い結果には結びつきません。今後このような状況が続けば保護施設は満員となり、引き取り手も不足してしまうでしょう。不幸な境遇に生まれる猫を増やさないためにも、愛猫に外での外出を許している場合、去勢の果たす役割は大きいのです。