ジーンとくる話
オオヤマネコの檻の中に迷い込んでしまった猫。猫たちの反応に世界が仰天した。
シベリアなどに生息するヨーロッパオオヤマネコは、体長85〜130cm、体重は18kg以上の大きな野生の猫です。ネズミやリス、ウサギなどの小動物 からシカなどの大きな獲物まで狙うこともある獰猛な肉食動物で、警戒心や攻撃性が強いため、うかつに縄張りに入ることはできません。しかし、ロシア・サンクトペテルブルグのレニングラード動物園では、そんなオオヤマネコのイメージを覆すような驚くべき光景を出会えるそうです。
メスのヨーロッパオオヤマネコ「リンダ」の檻の中を覗くと、そこには普通の猫が一匹います。来園客ががハラハラと見守る中、2匹の猫はこんなことをしてみせます:
リンダが「ダスジャ」と出会ったのは7年前のこと。まだ2匹とも子猫でした。餌目的で飼育スペース入り込んだきたダスジャに対してリンダは威嚇することもなく、餌を分け与えてあげたそうです。
以来、2人は大の仲良し。じゃれあったり毛づくろいしたり….
成長してからは大分大きさに差ができてしまいましたが、2人の関係は相変らずです。
リンダとダスジャが一緒にいられるようにと、動物園がダスジャを正式に迎え入れたそうです。
リンダとダスジャ目当ての来場者も多く、普通の猫とオオヤマネコが仲良くしている珍しい姿を一目見ようとやってきます。本当にかわいいペアですね。
