人に勇気を与えたい、家庭内暴力の被害者が事件直後の自分の写真をネットに投稿

イギリス北部のリーズに住むステファニー・リトルウッドは、自宅で悪夢を経験しました。家庭内暴力の被害者となってしまったのです。 今年4月、この若い母親は、当時の恋人に顔の形が変わってしまう程の暴力を受け、病院に搬送される事態となりました。

「彼はその夜ずっと機嫌が悪かった。セックスしたいと言う彼を拒んだ途端、彼は豹変した」ステファニーは振り返ります。

床に投げつけられた彼女は、恋人首を絞められ、それから40回から50回殴られ続けました。意識を失うまで何度も、恋人は彼女の顔に拳を叩きつけたのです。ステファニーは歯を3本失い、顎を骨折します。

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彼女が負った心理的なトラウマは言うに及ばず、怪我と折れた骨もそう簡単に癒えるものではありませんでした。

ステファニーは、元恋人を告訴。裁判を数ヶ月待ったのち、今週、元恋人の男には16ヶ月の禁固刑が下りました。これを受け、もう隠れるのはやめようと決心したステファニーは、事件後の衝撃的な写真をFacebookに投稿したのです。

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「当初は公表するつもりはありませんでした。不安に駆られ、自分に対する自信も失っていました。でも周りの人たちが、私は悪くないのだから隠れていてはいけないと言い続けてくれたおかげで、その通りだと思えるようになりました。恥ずべきなのは彼であって、私ではないのです。私は何も恥ずかしがるようなことはしていません。これは事件後に私が学んだ一番大切なことです。今同じ問題に直面している人に伝えたいのは、黙っていても何も解決しないということです。口に出してしまう方がいいのです。彼にされたことを話したことで私は本当に救われたような気がしています。そして感激するほどのサポートを得ることができました」

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2016年3月の警視庁の発表によれば、日本におけるドメスティックバイオレンス(DV)相談件数は、4971件(前年比864件増)、摘発件数(逮捕・書類送検)は846件(同251件増)と、2000年から統計を把握してきた中で過去最多だったことと明らかにしています。世界に目を向ければ、その数字はさらにひどいものです。女性に限れば、全世界の3人に1人がこれまでに殴打、強姦もしくは虐待を受けてきたか、生きているうちにこうした暴力を受ける可能性があるのだそうです。多くの家庭内暴力が通報されない傾向にあることを考えると、現実はさらにひどいと考えて間違いはないでしょう。

ステファニーは、加害者を告訴するだけでなく、DVの実態を覆うベールを取って公開することで、他の被害者たちが沈黙を破り、助けを求めることにつながることを願っています。

内閣府女性の人権ホットラインは0570-070-810、DV相談ナビは0570-0-55210です。他にもさまざまなDVの相談窓口があります。もしあなたが今苦しんでいるなら、周囲に苦しんでいる人がいるなら、今すぐ助けを求めてください。

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