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コロナ禍でも密集しソーシャルディスタンスを守らないけしからん人々 しかしその真実を知って自分の無知を恥じた
新型コロナウイルスの感染拡大で、私たちの日常に大きな変化が起きています。感染を避けるため、他人とのソーシャル・ディスタンス(社会的距離)を確保することが大切であるということはもはや私たちの間で常識のようになりました。
しかしニュースや新聞などで目にするのは、公共の場で相も変わらず密集する人々の姿ばかり。一体どうして?世の中、いつの間にこんな非常識な人たちで溢れてしまったんだろう…そんな気持ちで過ごしてはいませんか?
パチンコ批判してたようなパンピーも結局はこれよ、GUのポケモンコラボの列 pic.twitter.com/CzJ9NL5fOF
— ノア様 (@9GVf2Nc9SqRsiwy) April 29, 2020
しかしそんなメディアの姿に疑問を呈するかのようなツイートが今、話題になっています。ツイートには4万近いいいね!がつくなど、多くの人の共感を得ているようです。
実際にそのツイートをご覧ください!
「密集」の様子、撮影の角度でこんなに騙される、の例。
人々はSocial distancingを守っているにも関わらず、故意に正反対のイメージを与えられる可能性がある。 https://t.co/CzpdMxFOq2 pic.twitter.com/1zWtpBjpKc— Kenske L.K (@ken_cph) April 27, 2020
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どの写真も、街中のまったく同じ場所、時間で撮られたもの。しかし、上と下では随分と印象が異なります。いずれの写真も、上は、人々が密集しているように見えるのに対し、下は人々がきちんと社会的距離を保っているように見えますね。一体どういうことなのでしょうか。
ツイート主のKenske L.Kさん(@ken_cph)が示したかったのは、アングル、レンズ選択などの写真の撮り方次第で、印象はいくらでも変わってしまうということです。
例えば、ズームレンズには強い圧縮効果があり、遠くのものもかなり近く見えるという特徴があります。それにより、ズームレンズで撮影されると、実際は距離を取っていても、人々が密集しているように見えるのです。レンズの選択以外でも、例えばワイドに画面を切り取るか、狭くトリムするかでもかなり印象は変わってしまうと言えるでしょう。
相変わらずコロナ報道関連で読まれる方が多いので少し補足しておいた。150mmと600mmでこれくらい差が出てくるよ(写真は2019年) / 望遠レンズの圧縮効果って何?その仕組みから使いこなしまで詳しく解説! – studio9 https://t.co/l3DgvwGfCw pic.twitter.com/wQWEtgi53J
— studio9/写真のことが全部わかる本 発売中! (@photostudio9) April 22, 2020
いかがでしたか?意図しているかどうかにかかわらず、メディアが伝えてくる映像や写真と、実際に起きていることの間には少なからずギャップが存在しているため、鵜呑みにするのは良くないかもしれません。こういった圧縮効果などの知識を持っていれば、不必要に惑わされずに済むのではないでしょうか。
プレビュー画像:©︎Twitter@9GVf2Nc9SqRsiwy