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バージンロードを歩きたい!車椅子の女性が結婚式で新郎へのサプライズ

美しい純白のウェディングドレスを身にまとい、大切な人の待つ祭壇に歩みを進める。そんな姿を夢見たことがある人は多いのではないでしょうか。

米国では、車椅子で生活する女性が、結婚式でバージンロードを自分の足で歩くという夢を叶えました。新婦はこの計画を秘密裏に進めたため、新郎にとっても一生忘れられないサプライズプレゼントとなったようです。

29歳のチェルシー・ヒルは、2010年に交通事故に遭います。パーティーの帰りに、お酒を飲んでいた友人の車に同乗し、車が木に衝突したのです。彼女の下半身はそれ以来、麻痺しています。

本格的にダンスのトレーニングを受けていたチェルシーにとって、ダンサーへの道を断たれた瞬間でした。それでもチェルシーの情熱は消えませんでした。数年後、彼女はロサンゼルスでダンスグループRollettenを設立。ダンサーは全員、車椅子に乗っています。さらに、2014年にはジェイ・ブルームフィールドとの運命の出逢いがあり、彼女は恋愛でも幸せをつかむことができました。

6年以上の交際期間を経て、チェルシーとジェイは次のステップに進む準備を始めます。2021年9月に結婚式をあげることにしたのです。チェルシーは結婚式のために特別なサプライズを考えていました。

「強調しておきたいのは『車椅子は決して悪いことではない』ということです。ただ、私は子どもの頃から祭壇に向かって歩くことを夢見ていました。心と心を通わせて祭壇に立ち、彼と目を合わせて誓いあう…それが私にとって本当に大切なことだったんです」とチェルシー。

このサプライズを敢行するために、チェルシーは特別なウェディングドレスを用意する必要がありました。彼女が見つけたのは、スカートの取り外しが可能な「ガリア・ラハヴ」のウェディングドレス。

「着てみると、感情が吹き出して思わず泣いてしまいました。『これだ。私が欲しかったのはこれだ』って思ったんです」とチェルシー。

© TikTok / ashabailey_

さらに、チェルシーの夢の実現のため、足の補装具と歩行器が用意されました。

© TikTok / ashabailey_

結婚式当日、とうとうその時が来ました。祭壇でチェルシーを待つジェイ。歩行器を使ってゆっくりと彼のもとに歩み寄るチェルシー。チェルシーの姿を見て驚き、そして涙ぐむジェイの表情は印象的です

© TikTok / ashabailey_

「私を見た瞬間、ジェイはまさに驚愕していました。私が歩くなんて信じられなかったみたい。ジェイは何も知らなかったから」と、チェルシーはサプライズの大成功を満足そうに話します。

© TikTok / ashabailey_

誓いの言葉でチェルシーはジェイのことをこう表現しました。「事故の後、私を本当に愛してくれる人に出会えるのか自信がありませんでした。けれども彼は私のすべてを受け入れ、尊重し、丸ごとの私を愛してくれました」

下のTikTokビデオで、幸せな結婚式の様子をご覧いただけます。

@ashabailey_

she said she dreamed of the day she’d look her husband in the eye on their wedding day, and she did that 🥺

♬ In This Shirt – The Irrepressibles

「私たちの魂がつながっているのを感じました」と花嫁は人生で最も美しい日のことを思い出します。「周りには誰もいないような気がして、私には彼しか見えませんでした」

困難を乗り越え、自分の足でバージンロードを歩きたいという小さい頃からの夢を叶えた新婦。そして一生忘れられない贈り物を受け取った新郎。素敵なお二人に幸あれ!!

出典:insider

プレビュー画像:© TikTok / ashabailey_