ちえとくをフォローする

ジーンとくる話

老犬介護を経験した作家からのお願い「10年、15年先のことを想像してから子犬を迎えて」

子犬は無条件にかわいいもの。でも、子犬を迎え入れる時に10年後のことを想像する人はどれだけいるのでしょうか。12歳の愛犬ウィニーを看取った米国のベストセラー作家ブリタニー・ターキントンは、老犬介護の過酷な現実についてSNSに投稿しています。

ブリタニーがウィニーを飼い始めたのは高校生の時。ウィニーは生後6ヶ月。元気いっぱいのジャックラッセルテリアとチワワのミックス犬でした。ウィニーとブリタニーはそれから12年間を共に過ごしました。高校を卒業し、家を出て大学に入り、大学を卒業し、引っ越し、結婚し・・・12年半の間に環境は変わりましたが、ブリタニーの生活の中心にはいつもウィニーがいました。

 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by Brittany Tarkington (@brittanyntarkington)

顔が白くなり、元気をなくし、怒りっぽくなったウィニーの世話を続けてきたブリトニーはこう言います。「かわいくて元気いっぱいの子犬を買う前に、10年後の自分を想像してみてください。

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by Brittany Tarkington (@brittanyntarkington)

「将来、高齢犬が何かに怯えているときに、水着を着てお風呂に入れてあげることを想像できないのなら、やめておきましょう。

病気の犬の体を拭くことを想像できないなら、やめた方がいいでしょう。

毎日、犬のために料理をしている人を笑うなら、やめましょう。

犬が息をしているか、必要なものが揃っているかを確認するためだけに一晩中起きているなんて無理と思うなら、やめておくべきです。

12年前、私は高校生で、ウィニーは上機嫌で健康で生命力に溢れていました。ウィニーは最初から不機嫌な老婦人ではなかったのです。終末期まで面倒をみることができないなら、どうぞ犬を飼わないで」

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by Brittany Tarkington (@brittanyntarkington)

この投稿の直後、ブリタニーは長年の親友ウィニーとの別れを迎えました。彼女はウィニーと一緒に過ごせた素晴らしい年月に感謝しています。

「顔は白くなり、元気もなくなったけど、あなたは最期まで賢い子だった。私たちだけが知っている賢さだけど。楽なことばかりではなかったけれど、あなたと一緒にいられるなら、何度だってやり直したい。なぜ老齢のペットを人生の最も弱い時期に捨ててしまえる人がいるのだろう。私にはきっと一生その気持ちは理解できない」

ブリタニーが言うように、老犬になると、病気や体力の衰えにより世話は格段に大変になります。寝たきりになったり、排泄の介助が必要になることもあるかもしれません。そのため、長年一緒に暮らした犬の面倒がみられなくなり、遺棄したり、収容施設に連れて行く人は少なくありません。これは犬にも飼い主にも悲しすぎる現実です。

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by Brittany Tarkington (@brittanyntarkington)

これからペットを迎える人は、目の前の元気な子犬の「老い」を想像し、10年、15年後もペットの世話ができる経済状態と体力があるのかを考えた上で犬を迎えてください。それが悲しい現実を回避することにつながります。

老いてもかわいいシニア犬の魅力がいっぱいの写真はこちらからご覧いただけます。

 

プレビュー画像: ©Instagram/brittanyntarkington