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ひょんなことから見知らぬ人に助けられたシングルマザー
米・フロリダ州に住む、1人で子育て中のある女性は、最近まるで奇跡のような出来事に遭遇しました。Facebook上で突然、面識も一切無い人物からメッセージを受け取った女性。その見知らぬ人は彼女に予想だにしない提案をしたのです。このシングルマザーの女性は、同じように1人で子供を育てる女性達が登録するFacebookのグループに何度か投稿した覚えがありました。次は2人の会話の記録です。
見知らぬ人：私のことを知らないと思いますが、続けて読んでください。私は幸せを必要としているシングルマザーの女性を探しています。何故かはわかりませんが、あなたの投稿がふと目に止まったのです。
私はシングルマザーではありません。でも、1人っきりで子供を育てるということがどれだけ大変なことなのか知っています。友人の多くがシングルペアレントだからです。そこであなたに提案があります。もし助けを必要としているなら、あなたの子供の学校に必要な品を書き出したリストを私宛に送って下さい。今、あなたのほかにも2人のシングルマザーに同じ条件の提案をしました。全てあなたの指定した住所に送ります。
しかしこの提案は条件付きです：
1.私の名前を公開しないで下さい。あなたからの見返りは要りませんし、ほかの人からメッセージを受け取りたくないからです。匿名が条件です。
2.もし助けを必要としていないのであれば、2018年7月20日の金曜日までにその旨を知らせて下さい。他の誰かに助けを提案します。
3.あなたが受けた思いやりを、誰か他の人につないで下さい。将来余裕ができたら、同じように誰かを助けてあげて下さい。
女性：何故あなたが私を選んだのか分かりませんが、今衝撃を受けています。返す言葉が見つかりません。
見知らぬ人：それはつまりYESですかNOですか？笑
私の手元にあるリストには他の名前も記載されていますが、なぜかあなたの名前が目についたのです。そこで勘を信じてみようと思ったのです。ただそれだけです。
女性：人に助けを求めるのになれていないので、なんと言えば言葉に詰まってしまって…。でも、もしそうして頂けるのならとても助かります。
見知らぬ人：分かりました。
女性：いつか他の人にこの親切を繋いでいくことをあなたに誓います。
見知らぬ人：きっとそうして下さると信じています。(^ ^) 義務ではありませんし。もし機会に恵まれたら、そうして下さい。あなたが誰かに親切を繋げるか、そうしないかはあなただけの問題です。私は関係ありませんから。(^ ^)
女性：まだこれが現実だとは思えません。
見知らぬ人：もしかしたら事情を説明したら、分かって頂けるかもしれません。人助けをすることに、私はなにか大義や意味を求めているわけではありません。贈り物は贈り物であって、それに理由など必要ないからです。20年ほど前、私の名前を新聞で読んだひとりの男性がいました。彼は私が入学を希望していた大学に電話をして、大学4年分の学費を工面してくれたのです。合計で800万円近い大金です。
彼は私に会うことを拒否し、電話も持っていませんでした。私たちは文通のみで、連絡を取り合っていたのです。
女性：そんな！
見知らぬ人：なぜ彼が私にあの様な贈り物をしてくれたのか、今だに理解できません。でも彼の行動は、私の人生を変えてくれました。当時とても貧しかった私は、彼の援助がなければ大学を卒業できなかったかもしれません。彼のおかげで大学を借金なしで卒業できたのです。今は幸せな人生を送っています。そしてあなたを助けることで、私は彼に感謝の気持ちを伝えたいのです。私はたまたま新聞に載っていた名前のひとつでした。そしてあなたはたまたまFacebookの投稿で見つけた名前のひとつ。人生って不思議なもので、人と人をこうして繋げていくのかもしれません。ですから、私の贈り物を遠慮なく受け取って下さい。
私の贈り物は、あなたの人生を変えることはないでしょう。でも、少しでもあなたの人生が楽になればうれしいです。
女性：素敵な物語ですね。人間って捨てたもんじゃないなって思いました。
そして約束どおり、女性が書いたリストに載っていた品物全てが届けられたのです。それだけでなく、この見知らぬ人は彼女の息子のために靴も添えてくれたのです。
感動的な出来事ですね！「ペイ・フォーワード」という言葉がありますが、こうして親切の輪が広がっていくといいですね。
