ちえとくをフォローする

ネットで話題

【無断侵入…あなたならどうする?】毎日のように自宅敷地内に勝手に入ってくる男の子 住人がとった対応にハッとさせられる

アメリカ、ユタ州ソルトレークシティ在住の男性が2020年8月にSNSに投稿した映像が、ネットで大きな話題を集めました。

「心がほっこりした」、「さりげない優しさってこういうことなのかな」と多くの人々の心に響いたこの映像。一見、なんの変哲もない自宅の敷地を撮影した防犯カメラの映像ですが…一体何が写っていたのでしょうか?

youtube.com/CanyonChasers

6月に入って以来、毎日のように不在時に敷地内に設置した監視カメラから侵入者アラートを受けるようになったこの男性。不審に思い、カメラの映像を確認すると、夕刻になると家族と犬の散歩中の子供が自転車で自宅ガレージ前のコンクリートスペースに入り込み、悠々とサイクリングしていたのです。おそらく自転車に乗れるようになってまだ1年足らず、自転車に乗るのが楽しくて仕方がないといった感じです。

youtube.com/CanyonChasers

自宅敷地内に連日無断で侵入して楽しそうに自転車で1周…小さな子供とはいえ、毎日のように敷地侵入がルーティーン化されるとついイラッとしてしまう人がほとんどなのではないでしょうか。

しかし、この「小さな侵入者」に対するこの男性の対応は一味も二味も違うものでした。無邪気に自転車で敷地内で遊ぶ男の子の映像を見てあるアィディアが閃いた男性。男の子にサプライズを仕掛けることにします。

youtube.com/CanyonChasers

なんと、男の子がもっと楽しめるためにコンクリートにチョークでレーストラックを作成。本人がバイカーなだけあって、サイクリング楽しみのツボを押さえたクネクネ感のあるレーストラックです。

次の日の夕方、いつものように散歩で通りかかった男の子はレーストラックに気がつきます…

youtube.com/CanyonChasers

男の子の反応はいかに?!こちらの動画からご覧ください:

 
母親にレーストラックのスタート地点を教えてもらい、早速トライ。気に入ったらしく、2回連続でコースをサイクリングします。
毎日のルーティンにさらに新たな楽しみが加わった男の子。チョークの色が薄くなるたびに、男性はレーストラックをアップデート、ときには更にカーブをきかせたトラックでマンネリ防止にも抜かりがありません。
 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Remember that one little dude who gave up two turns in? Check out his lap tonight. I especially like dad coaching him to the finish line. #drivewayracetrack #covidlife #canyonchasers

Moto Aventure Sport & Touring(@canyonchasers)がシェアした投稿 –

やがて男の子だけでなく、近所の他の子供達や大人までがレーストラックを楽しむようになります。

youtube.com/CanyonChasers

全身ピンクで決めた小さな女の子…

youtube.com/CanyonChasersyoutube.com/CanyonChasers

キックボードの男の子…

youtube.com/CanyonChasers

赤ちゃんもベビーカーで参戦!

youtube.com/CanyonChasers

自転車少年に…

youtube.com/CanyonChasers

youtube.com/CanyonChasers

大人も挑戦…

youtube.com/CanyonChasers

男性の粋な計らいにより、多くの地域住民に夏の楽しいひとときがもたらされたようです。中には監視カメラに「ありがとう」と手を振り感謝を伝えるご近所さんの姿も。

youtube.com/CanyonChasers

男性の敷地内に連日自転車で入り込んでいた例の男の子は、毎日のレーストラック通いのおかげで自転車さばきのスキルがめきめきと上達。足を地面につくことなく、トラックを周ることができるようになりました!

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 

#drivewayracetrack I’d love it if this became a thing.

Moto Aventure Sport & Touring(@canyonchasers)がシェアした投稿 –

通常、敷地内への無断侵入にとなればいい気はしない人がほとんどです。でもこの男性は「無断侵入お断り」の措置をする代わりに、敷地にレーストラックを描くというサプライズで男の子にお散歩ルーティンの楽しいハイライトを提供したのです。

もちろん、広い敷地面積を持つアメリカの住宅事情(アメリカの住宅の多くは玄関前の庭とは別に、家の後ろに更に広い裏庭を持っている)や、植木や芝生が傷つく恐れのなコンクリートの敷地ということもあるでしょう。

日本では日常的に住宅地の狭い道路で長時間遊ぶ「道路族」が一部の地域で問題となっており、騒音や隣家の敷地や駐車場へ入りこみ物損を起こすなどの迷惑行為が指摘されています。

ゆったりとした庭面積を持つアメリカでも日常的な無断立ち入りは普通ならば「歓迎せざる侵入者」扱いが一般的。通常ならば苦情を言ってもおかしくないところですが、拒否するどころか歓迎、小さな子供のささやかな日々の楽しみを更に楽しいワクワクするものにバージョンアップさせた男性の心のゆとりと優しさは多くのアメリカ人の心に優しさの種を蒔いたようです。

「コロナ禍でパッとしない夏が楽しいものに変わりました」とこの男性が語っているように、どうやら彼にとっても忘れられない夏の良い思い出となったようです。

youtube.com/CanyonChasers

プレビュー画像: ©️youtube.com/CanyonChasers

【無断侵入…あなたならどうする?】毎日のように自宅敷地内に勝手に入ってくる男の子 住人がとった対応にハッとさせられる