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男は女性をシャンプーすることに異常な快楽を覚えた ある日出会ったドイツ人をシャンプーしたい欲望に駆られ…
※ショッキングな表現、一部の方にとっては不快になり得る表現が含まれます。読む際には十分にご注意ください。
人には誰しも、趣味嗜好があります。しかし時にそれは暴走し、取り返しのつかない悲劇を招くこともあるのです。
今回紹介するのは、あることに取り憑かれた青年の、世にも怪奇な人生の記録です。
イタリア系移民の子供としてスイスに生まれたルイジ・ロンギは、何の変哲もない、ごくごく普通の少年でした。…あるひとつの嗜好を除いては。
ルイジ少年は10歳の時、美容院からシャンプーとカツラを突発的に盗んでしまいます。自分でも、なぜそんなことをしたのか全く分かりませんでした。
しかし家に帰ったルイジ少年は、自分がなぜその行為に至ったのか、すぐに理解しました…女性の髪を洗いたかったのです。
女性の髪の中に自分の10本の指を突っ込んで、ガシガシとシャンプーすることがができたら、どれほど気持ちいいだろう…
そんな妄想で、ルイジ少年は毎日のように自慰行為にふけっていました。そう、ルイジ少年は、物心ついた時から、女性の髪の毛に異常な執着を燃やしていたのです。
髪を洗うことに取り憑かれていたルイジ少年は、女性をシャンプーするためには手段を選びませんでした。
美容師の見習いだと自らの正体を偽ったり、土下座して頼み込んで道ゆく女性にシャンプーをさせてもらうこともありました。時には、女性を脅して無理矢理髪を洗うことまでしていました。
人の体を傷つけることこそありませんでしたが、しかし1977年、25歳だったロンギは、7年間の精神病院生活を言い渡されます。さらには、生まれ故郷であるスイスから追放の処分を受けてしまうのです。
デンマークへと流れ着いたロンギは、そこでトラック運転手として生計を立てながら、細々と暮らしていました。
しかし生まれ持った欲望だけは、消すことができないのです。ロンギは、デンマークでも少なくとも12人以上の女性の髪を、お金を払ってでも、洗っていたと言います。
その中の1人のドイツ人女性ハイケ・フライハイトが、ロンギの人生を大きく変えることとなります。1981年5月末のことでした。
フライハイトは、西ドイツの若いヒッチハイカーでした。29歳だったロンギは、「コペンハーゲンまでの汽車代を俺が出すから」と言い、フライハイトを自宅に連れ込んだのです。
さっそく、ロンギはたらいに水を張り、フライハイトの髪を洗い始めます。洗髪が終わると、2人は別々に睡眠を取り始めました。
しかしロンギの欲望は、それだけでは止まらなかったのです。
「もう一度だけ、この女性の髪を洗いたい…」
ロンギはそう思いましたが、フライハイトが2回目の洗髪に同意してくれないだろうと考え、地下室からこっそりとあるものを持ち出してくるのです。
それは、さるぐつわ。暴れられると困ると思ったロンギは、フライハイトを縛り上げ、さるぐつわを噛ませて、たらいの前までフライハイトを引きずって行き、心ゆくまでシャンプーを楽しんだのです。ロンギにとって恍惚の瞬間でした。
しかし立て続けに4回もシャンプーをしたところ、シャンプー剤がなくなっていることに気づいたロンギ。フライハイトも、これで恐怖の時間が終わるかと思いました。しかし、そうはいかなかったのです。
ロンギは家中からありとあらゆる液体…蜂蜜、カッテージチーズ、ドレッシング…家中のすべての液体を使って、フライハイトをシャンプーし続けたのです!
フライハイトは激しく抵抗しましたが、ロンギは強く抑え続けました。
我に返ったロンギは、フライハイトが息絶えていることに気づきました。死体を前にパニックになりましたが、落ち着きを取り戻し、フライハイトの遺体を壁に塗り込み、そのまま何食わぬ顔で生活をしていたそうです。
そして偶然やってきた屋根の修理職人が遺体を発見したのは、実に9ヶ月後のことでした。
裁判にかけられたロンギは、「殺すつもりはなかった」と主張しました。
恐らくそれは本当でしょう。ロンギはただ、シャンプーに夢中になりすぎただけだったのです。
裁判所はロンギに、精神病院施設での無期限拘束を命じました。1983年3月11日のことでした。
その時点で、ロンギは人生で一度も女性と肉体関係を持ったことはなかったと言います。
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ロンギのその後を知る者はありません。
女性を洗髪することに取り憑かれた男がたどり着いた数奇な運命は、今も歪んだフェティシズムの結末として、語り継がれています。
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