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彼女は顔の半分を隠す。手の下にあるものを、誰も想像していなかった。
ナイジェリア出身のシャローム・ヌカームは、9歳のときにひどい火傷を負いました。煮えたぎる油をかぶってしまった彼女の顔には、20歳になった今でも傷跡が残っています。
事故の後、シャロームはアメリカのメリーランド州に移り住みました。傷跡のせいで人からじろじろと見られることが多く、嫌がらせやいじめを受けたこともあります。腹を立てて人を怒鳴りつけたり、悲しくて泣いてしまったりすることが日常茶飯事でした。10代のシャロームは、自分になかなか自信を持つことができませんでした。
しかしシャロームは諦めたわけではありませんでした。そして傷跡に悩まされる日常から抜け出すための方法を見つけます。それがメイクでした。練習を重ね、彼女は人が驚く程の見事なメイク術を身につけていきました。
毎日、シャロームはメイクを使って変身します。写真や動画を公開することで、彼女と同じように自分の容姿に悩みを抱えている人を勇気付けたいと願っています。
彼女のインスタグラムでは特に動画が人気です。
「メイクをしていようがいまいが、自分自身を愛してください」彼女は多くのビデオの中でこう語っています。「私はメイクをしているから幸せなのではありません。私は自分のことを愛しているから幸せなのです」
こちらは、シャロームの変身の過程を紹介した動画です。
顔の傷跡をさらけ出すのには、かなりの勇気が必要だったはず。彼女のビデオが身体に傷のある人にもそうでない人にも、人生を精一杯生きる勇気を与えてくれることを願っています。
