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えらい

各国で街を清掃するウクライナからの避難民

今だ戦闘の続くウクライナ。毎日、何千人もの人々が死と荒廃から逃れるために母国を離れる決断をし、多くは着の身着のままで、ほとんど何も持たずに国外に避難しています。

避難先となった国々では、避難民同士のネットワークが形成され、お互いに状況を報告しあっているそうです。そんななか、ウクライナから脱出した人々のなかで、受入国の人々に何らかの形で感謝を表明できないか、という声が上がっています。

たとえば、チェコ共和国のプラハ、トルコのアンタルヤ、ルーマニアとポーランドのいくつかの都市で、避難民が集まって清掃活動を行う動きが出ています。

彼らは、ほうき、シャベル、ゴミ袋を持って集まり、通りや公園、道をピカピカに掃除しているのです。

清掃活動のひとつを企画したマリヤは、次のように語っています。

「私たちを歓迎し、助けてくれた人たちに少なくとも何かお返しがしたいのです」

ウクライナから逃れてきた人々は母国や家族から離れて不安な日々を送っていることでしょう。それでも、助けてくれた人々に何らかの恩返しがしたいという気持ちに心が温まります。

優しさに優しさで返す。こうして優しさが連鎖していく世界こそが私たちが望む世界ではないでしょうか。

出典:boredpanda
プレビュー画像:© Twitter/Renata Chmelová