ジーンとくる話
2頭のライオンは7年前に救ってくれた女性に飛びついた
ある動物愛護家の女性が母親に捨てられた2頭の雌の子ライオンを保護したのは7年前のことでした。女性は愛情たっぷり注ぎ、子ライオン姉妹を育て上げました。しかし、子ライオンが成長しすっかり大きくなると、一緒に暮らすことが困難になります。
そこで仕方なく女性はライオンたちを専用の保護施設に預けることにしました。現在、ライオン姉妹は広大な施設内で他のライオン仲間とともに暮らしています。結果、ライオンたちと離れて生活することになった女性ですが、決して大切に世話をしたライオン姉妹を忘れることはありませんでした。そしてそれは2頭にとっても同様だったようです。
そして数年後、女性はライオン姉妹を訪ねてスロバキアの保護施設を訪れます。かつての子ライオンも今では立派な成獣です。育ての母に気づいた2頭の反応は女性の想像を超えるものでした。
ライオン姉妹はフェンスに駆け寄り、後ろ脚で立ち上がり女性に抱きつきます。
再会に感激の声を上げる女性にヒシと抱きつき、全身で喜びを表現するライオンたち。頭を何度も擦り寄せ、嬉しくてたまらない様子です。
7年間のブランクがあっても、ライオン姉妹は愛情込めて育ててくれた養母にすぐに気づきました。愛情込めて慈しんでくれた人間を動物は何年経っても覚えているということがよく分かるエピソードですね。感無量の表情で養母に抱きつくライオンの姿に、ジーンとします。
