えらい
セーラームーンを自分の画風で描く#セーラームーンチャレンジ しかしマレーシアの絵描きが投稿したものに目を細めて凝視した
セーラームーンの人気は、日本だけにとどまりません。フィギュアスケートのメドベージェワ選手がセーラームーンの衣装で滑ったり、ロシアの男たちがアニメのオープニングを自分たちで再現してしまうなど、世界中から熱狂的な支持を得ているアニメなのです。ちなみに下の写真はロシアのメドベージェワ選手。
そして、世界中が新型コロナウイルスの影響で自粛を強いられる中、Twitterに突如として出現したハッシュタグがありました。それも、#セーラームーンチャレンジ。
ルールは簡単です。画像のセーラームーンを、自分の絵柄で書いて投稿するというだけ。コロナで自粛中とだけあってか、一般の人だけでなく、芸能人やプロの漫画家やイラストレーターも参加し、Twitterでは大きな盛り上がりを見せています。
「モテキ」久保ミツロウ先生
違う絵を描きたい日 #sailormoonredraw pic.twitter.com/oA0MrFhwdB
— 久保ミツロウ (@kubomitsurou) May 17, 2020
「ポプテピピック」大川ぶくぶ先生
#sailormoonredraw pic.twitter.com/xqU8FsMT4L
— 大川ぶくぶ/bkub (@bkub_comic) May 17, 2020
タレント中川翔子さん
寝ようとしたら素敵なタグをみつけてしまった、、、
寝る前にセーラームーン 描いてみた人生で一番たくさん描いた人間はセーラームーン です。
なのに何回描いても難しいや!
うさぎちゃん大好き!#sailormoonredraw pic.twitter.com/R8mSfTtWpA
— 中川翔子🍉YouTubeデビュー🐈 (@shoko55mmts) May 17, 2020
しかしそんな中、あるマレーシアのイラストレーターが投稿したイラストを発端に、大きな議論が巻き起こってしまうのです。
実際にそのツイートをご覧ください。
As a Sailormoon fan I feel obligated to participate in this challenge.#sailormoonredraw #sailormoonredrawchallenge pic.twitter.com/qNt7XZImlA
— Silverjow (@silverjow_art) May 19, 2020
ん、今まで投稿されてきたきた絵と違い、ずいぶんとオリエンタル感が前面に押し出されてきたセーラームーンですね?!
この絵に対して、世界のユーザーからは、「今までのセーラームーンは白人に寄せられすぎだったから、こっちの方が良い」「人種的にはこちらの方が正しい」という意見が寄せられました。
確かに、セーラームーンの金髪、青い瞳などの特徴は白人の特徴を思わせます。セーラームーンが日本人という設定であるのであれば、このマレーシアのイラストレーターの描いたものの方が現実には近いかもしれません。
しかし、これらの意見に対して、また多くの反論が寄せられます。「セーラームーンの金髪などの特徴はあくまでもアニメ的なデフォルメであって、白人に寄せているわけではないと思う」「私たち日本人は彼女を『日本人と互換のある想像上の何か』としか捉えておらず、特定の人種に結びついているわけではない」などなど…。
ちなみに投稿主のイラストレーターは、「この顔は単純に私の妹をモデルにして描いたもの」であると言っています。
いかがでしたか?議論は今もなお白熱しており、とどまる様子を見せませんが、ひとつだけ言えることは、セーラームーンは今や世界のものであるということ。これからも、みんなそれぞれが大好きなセーラームーン像が出てくるはずです。
プレビュー画像: © Twitter/ @silverjow_art