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セーラームーンを自分の画風で描く#セーラームーンチャレンジ しかしマレーシアの絵描きが投稿したものに目を細めて凝視した

セーラームーンの人気は、日本だけにとどまりません。フィギュアスケートのメドベージェワ選手がセーラームーンの衣装で滑ったり、ロシアの男たちがアニメのオープニングを自分たちで再現してしまうなど、世界中から熱狂的な支持を得ているアニメなのです。ちなみに下の写真はロシアのメドベージェワ選手。

 
 
 
 
 
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A post shared by Evgenia Medvedevа (@jmedvedevaj)

そして、世界中が新型コロナウイルスの影響で自粛を強いられる中、Twitterに突如として出現したハッシュタグがありました。それも、#セーラームーンチャレンジ

ルールは簡単です。画像のセーラームーンを、自分の絵柄で書いて投稿するというだけ。コロナで自粛中とだけあってか、一般の人だけでなく、芸能人やプロの漫画家やイラストレーターも参加し、Twitterでは大きな盛り上がりを見せています。

「モテキ」久保ミツロウ先生

「ポプテピピック」大川ぶくぶ先生

タレント中川翔子さん

しかしそんな中、あるマレーシアのイラストレーターが投稿したイラストを発端に、大きな議論が巻き起こってしまうのです。

実際にそのツイートをご覧ください。

ん、今まで投稿されてきたきた絵と違い、ずいぶんとオリエンタル感が前面に押し出されてきたセーラームーンですね?!

この絵に対して、世界のユーザーからは、「今までのセーラームーンは白人に寄せられすぎだったから、こっちの方が良い」「人種的にはこちらの方が正しい」という意見が寄せられました。

確かに、セーラームーンの金髪、青い瞳などの特徴は白人の特徴を思わせます。セーラームーンが日本人という設定であるのであれば、このマレーシアのイラストレーターの描いたものの方が現実には近いかもしれません。

しかし、これらの意見に対して、また多くの反論が寄せられます。「セーラームーンの金髪などの特徴はあくまでもアニメ的なデフォルメであって、白人に寄せているわけではないと思う」「私たち日本人は彼女を『日本人と互換のある想像上の何か』としか捉えておらず、特定の人種に結びついているわけではない」などなど…。

ちなみに投稿主のイラストレーターは、「この顔は単純に私の妹をモデルにして描いたもの」であると言っています。

いかがでしたか?議論は今もなお白熱しており、とどまる様子を見せませんが、ひとつだけ言えることは、セーラームーンは今や世界のものであるということ。これからも、みんなそれぞれが大好きなセーラームーン像が出てくるはずです。

プレビュー画像:  © Twitter/ @silverjow_art