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【良き妻の12の法則】1950年代の「良妻・専業主婦マニュアル」がすごすぎる

男女平等の意識改革が叫ばれてウン十年…今でこそ、表向きは男女平等の雇用促進や女性の働き方改革など女性活躍推進が進んだようにみえますが、それでも職場での昇進や家庭における家事分担の格差など、性差に対する偏見や問題の解消には至っていません。

日本と比べると比較的女性の社会進出が進んだ欧米ですが、かつては多くの妻は専業主婦として家事育児を一手に引き受けていました。一家の長、大黒柱の夫に尽くすのが良き妻、とされた時代があったのです。

70年前の妻のあるべき姿を説いた良妻マニュアル「Good House Wife’s Guide(良き専業主婦の指南書)」の中から、家庭の良き妻としての12の勧めを紹介します。現代の感覚からはビックリ、時代の変化をヒシヒシと感じずにはいられない衝撃の内容です。

1. 「子供は何にも代えがたい小さな宝物ですが、夫の考え次第ではお利口さんに振舞うべきです。帰宅する夫を騒々しく出迎えてはいけません。夫が帰宅したら、どんなにうるさい子供でも静かにさせましょう。掃除機を切り、洗濯機もヘアドライヤーも使ってはいけません」

2. 「良い専業主婦とは、自分のいるべき場所を心得ている」

3. 「夫の意見・行動や道徳的判断に異を唱えたり質問をしてはいけません。夫が一家の主であることを忘れないように。家長として夫は常に適正かつ正当に自分の意思を主張してしかるべきです。夫の決断に対して疑問を抱く権利など、妻にはないのです

4. 「寝室では夫の枕を彼の好みの高さに整えてやり、靴を脱がしてあげましょう。夫と話す際は、あまり甲高い声でハイピッチで喋らないように。心地よい声色を心がけましょう」

5. 「夫の帰宅前に料理は準備されていなければいけません。夫が帰宅する時間に、美味しい料理が食卓に並ぶよう、前もって献立を考え夕方までには調理を終えましょう」

6. 「夫と顔を合わせるたびに、幸せを実感してください。温かな微笑みで夫を癒し、彼を幸せにしたいと願うあなたの気持ちを伝えましょう。ついでに夫の言うことはなんでも聞くこともお忘れなく

7. 「夫の帰宅前に身支度を整えましょう。家事と育児に追われたショボくれた疲れ顔で夫を出迎えてはいけません。15分休憩して、すっきりリフレッシュした顔で夫をお出迎えしましょう」

8. 「夫に話したいことが沢山あったとしても、夫の帰宅早々に話すべきではありません。まずは聞き役に徹し、夫の話を聞きましょう。あなたの話よりも夫が話す話題の方がより重要であることをお忘れなく

9. 「夜をどう過ごすか決めるのは夫です。彼の帰宅が遅くなっても、勝手に外食に行こうと、あなた抜きで遊びに出かけようと、不満を言ってはいけません。その代わりに、一家の長としてストレスフルな日常を送る夫の立場を理解してあげましょう。社会で日々緊張を強いられる夫にとって、家でリラックスできるということはとても重要なことなのですから」

10. 「夫が快適にすごすことができるようにしましょう。心地よいソファや椅子などでくつろぐよう勧め、温かい飲み物や冷たい飲み物で一息ついてもらいましょう」

11. 「散らかった室内は夫が仕事から帰って来る前に片付けるべし。彼の帰宅時間前に、家の中が散らかっていないか、隅々まで見回りましょう。オモチャや本、メモなどを片付けるだけでなく、見落としがちなテーブルの上のホコリもお忘れなく」

12. 「夫にとって明るく、関心を惹きつける存在でいましょう。彼の単調な日々には多少の変化や刺激が必要です。夫の日常を明るく彩るのは妻の義務です」

70年前の良妻の勧めガイドに書かれている良妻として抑えておくべき12の法則。今となっては「ハァ?」と聞き返したくなるようなものばかり…指南書が男性目線で書かれたものなのか定かではありませんが、昔の良き妻としての「あるべき姿」に、ついつい戸惑いを覚えずにはいられません。

この数十年の間に女性の社会進出が進み、生き方や価値観がいかに変わったかを物語っていますね。

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プレビュー画像: ©Pinterest/Vintagedancer.com

【良き妻の12の法則】1950年代の「良妻・専業主婦マニュアル」がすごすぎる