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屋上での男性の行為をこっそり撮影した隣人。動画を見た当局は行動に出なければいけなかった。

メキシコ中部、メヒコ州の州都ネツァワルコヨトルの動物福祉非営利団体Mundo Patitas(動物の手足の世界)のもとに一本の緊急の連絡が入りました。一匹のラブラドールレトリバーが屋上に置き去りにされているという通報でした。飼い主がラブラドールレトリバーを拷問している様子を幾度となく目撃していた近隣住民は、ついに意を決して虐待現場をカメラに収めたのでした。そして現在、一連の虐待行為に対して地元警察の対応を希望していたのです。

撮影された動画には男性が哀れな犬に虐待を加える様子がしっかりと映し出されていました。(注意: 痛ましい虐待現場を撮影した動画です)

生き物にこのような仕打ちができる飼い主の神経を思わず疑うほどです。幸いにも目撃者からの通報のおかげで犬は負の環境から脱することができました。

地元警察とMundo Patitasのボランティアスタッッフが協力し合い、犬の救出に携わりました。救護施設に保護された犬は獣医から虐待による怪我の手当てを受けました。

犬はナラと名付けられ、現在新しい引き取り先を探しています。それと同時に、ボランティアスタッッフは治療のための資金調達活動を展開しました。

今回の一件のように、もし今後動物が虐待を受ける現場を目撃した際は目を背けないことが大切です。目撃者が行動を起こすことがその動物にとって生死を分ける結果に繋がることもあるのです。そしてナラのように飼い主からの心ない待遇に苦しむ動物たちは決して少なくはありません。ペットを飼うことはその命を責任を持って世話をするということなのです。愛情を持って接すればその分、動物たちは応えてくれるのです。