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アンビリーバボー

15人が語る臨死体験

人は誰しもいつかは死を迎えます。多くの人が最期の時に苦痛と恐怖を体験するのではないかと恐れています。

しかし、「臨死体験」をした人々の話を信じるならば、恐れる必要はないかもしれません。

臨死体験とは、事故や病気などで死にかけた人が死後の世界とおぼしき光景を垣間見てから、生還すること。こうした人々の報告する「死後の世界」の多くは、非常によく似ており、決して怖いものではありません。

臨死体験をした人々はどんな世界を垣間見たのでしょう。15人の体験談をご紹介します。

1. 声に呼び戻された

「出産のときに緊急帝王切開になりました。突然無重力状態になったような気がして、迷路の中を漂っているようでした。迷路の壁は柔らかく白く光っており、壁の向こうから聞き覚えのある声が聞こえてきましたが、私は止まることができず、この迷路をひたすら進んでいきました。

突然ひどく悲しくなりました。自分が死んだのだと分かり、赤ちゃんに会えないこと、成長を見届けられないことが悲しかったのです。

また、誰かが私の名前を呼ぶのが聞こえました。夫の声、母の声、そして看護婦さん。そして、私は戻ってきました」

2. 終着駅の友情

「夫は生命維持装置につながれ、昏睡状態にありました。状態は悪く、何度も蘇生が必要でした。私は疲労困憊していました。同じICUに家族が入院している人たちが集まってきて、憔悴した私を支えてくれました。

特に、ある女性にとても助けられました。その方のお父さんは、足の手術がうまくいかず、足を切断した後に感染症にかかり、亡くなったばかりでした。ICUにまだ残っていた娘さんが私を懸命に励ましてくれたのです。

そのとき、夫の意識が戻りました。夫は足のない人と一緒に廊下を歩いていた、と話してくれました。そして、その人から『まだその時じゃない。私の娘があなたが目を覚ますまで一緒に待っているから、早く目を覚ましなさい』と言われたそうです」

3. そんなに悪くない

「それはとても暖かい闇でした。怖くも冷たくもなく、静かで安らかでした。今までで最高の昼寝でした。5つ星中星5つ!すぐにまた、とは思わないけど、最期の時を迎えるのはもう怖くありません。

その後、心臓の緊急手術をしたけれど、それは痛くてひどい経験でした。なので心臓疾患はお勧めしません。5つ星中星ゼロ!」

4. 心地よい体験

「今までの人生で最も安らかで穏やかな気持ちになったのを覚えています。言葉では表現できないような色彩が見えて、すべてが暖かく感じました。祖父の手が私の手に握られているのを感じました。祖父は『まだその時ではない。今すぐ戻りなさい』と言いました。

これは、2019年に私が3階から飛び降りた自殺未遂の後の臨死体験です。不思議なことに背骨の一番大事な部分が折れたにもかかわらず、半身不随になりませんでした」

5. 美しい夢

「息子を出産して出血多量で私は死ぬところでした。パニックになり、意識を失ったのを覚えています。そして、向こうにいる間に、子どもたちと生涯を過ごしました。とても穏やかで愛に満ち、暖かい毛布のように美しい人生でした。意識が戻ると、胸の上に息子がいました。子宮を収縮させ出血を抑えるために、息子に授乳していたのです」

6. 鮮明な眠りの記憶

「16歳の時、大きな手術が必要でした。当時、私は自分がモルヒネに致命的アレルギーを持っていることを知りませんでした。それは今までで一番安らかな眠りでした。目が覚めると、父が私のベッドのそばで私の手を握って「驚かせないでくれ」と言いました」

7. 肩の荷はすべて消えた

「私が覚えているのは、全世界の重荷が肩から下ろされたような感覚です。何とも言えない気持ちでした。私が気にかけていたこと、大切にしていたことがすべて無意味に思えたのです」

8. おばあちゃんの意思の力

「祖母には喘息の持病がありました。ある夜、祖母はひどい発作で目を覚ましました。病状は急激に悪化しましたが、気管支を広げる吸入器は部屋の反対側にありました。顔を上げると、部屋の向こうに立っている人影が見えたそうです。祖母は、それが死であると確信しました。祖母は「失せろ!まだ死にたくない!」と言い、這いつくばって吸入器のところに行き、息を取り戻しました」

9. 完全な無

「薬物過剰摂取で意識が遠のきました。覚えているのは無の感覚。記憶も、明るい光も、何もない、ただ安らかな気分でした。目を覚ましたとき、死ぬところだったと分かり、パニックになりました」

10. 美しい夢

「私は息子の死後、睡眠薬を大量に摂取しました。そして、亡くなった息子と森にいました。彼は、私が彼を愛していることを知っている、十分な時間を私と過ごしたよ、と言いました。目が覚めたとき、私は久しぶりに平穏でした。それ以来、息子の死をめぐっての自殺願望は消えました」

11. すべてが穏やかに

「私に起こったことではなく、父に起こったことです。

温かいお風呂に浸かっているように体の隅々までがとても温かくなり、すべての心配事や恐れが溶けていくのを感じたそうです。

外科医の『いくな、戻ってこい』という声が聞こえたけれど、煩わしいと感じたそうです。しばらくして、自分が死んでいくことを悟り、目を覚まそうとしたら、再び寒さと痛みを感じ、先ほどまでの暖かい感覚に激しい懐かしさを覚えたそうです。目が覚めた後『本当は死にたかったけど、息子たちに会えなくなるのが寂しいから命にしがみついた』と泣いていました」

12. 五感の死

「最近臨死体験をした旧友が、一度にすべての色を見、一度にすべての音を聞いたと話してくれました。それは信じられないほど美しく、同時に恐ろしいことだったそうです」

13. 心地よい無の境地

「アレルギーでアナフィラキシーショックになりました。自分の状況がいかに悪いかを理解したとき、すべてがあっという間にぼんやりとして、そしてすべてが暗くなりました。それは一種の無であり、癒しでもありました。医者には数秒間死んでいたと言われました」

14. 光に戻る

「私は車と正面衝突して、死にました。現実全体が波動化し、気がつくととても心地よい虚無の中にいました。すべてが穏やかで、自分が死んでいることを理解していました。生前の記憶が次々に現れ、それから光が見えました。その光はうつ伏せになった私の死体から発していました。私は妻と子供にお別れを言うために、その光に戻りたいと思いました。そう思った瞬間、光の中に引き込まれ、自分の体に戻ってきました。もう8年も前のことです。私はまだ事故の痛みに耐えています。次回は死を受け入れることにします」

15. 最初の記憶

「私は生後1歳半の時に心臓手術を受けました。それが私の一番最初の記憶です。私は暖かく美しい色鮮やかな銀河を漂っていました。痛みも恐怖もなく、ただただ純粋に無条件の喜びを感じていました」

色々な臨死体験を聞くと、共通するものの多さに驚きます。死がこれほど暖かく美しいものだと感じられるのなら、恐れずにその日まで人生を歩むことができるのではないでしょうか。

出典:boredpanda
プレビュー画像:© Facebook/One Tribe Foundation