すごい人たち
片脚だけ巨大化するリンパ浮腫を抱えるモデル
「普通」ではない身体的特徴を持っている人は、常に他人の干渉的な視線や無神経な発言にさらされて生きています。
そんな他人の視線に苦しめられた過去を持ちながら、そのような視線を意識的に浴びる「モデル」になることを選んだ米国出身のマホガニー・ジーター（24歳）。
彼女はなぜモデルになることを決意したのでしょう。
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マホガニーは生まれつきリンパ管に奇形がある「リンパ浮腫」を抱えており、左半身に大量の体液が溜まります。
そのため、彼女の左脚は巨大化し、脚だけで50キロ近い重さです。
リンパ浮腫には根本的な治療法はありません。できるのは、理学療法と特別なマッサージで体液をできるだけ排出し、脚の柔軟性を保つことくらい。もちろん、この巨大な脚で歩くのは大変です。しかし、なによりもマホガニーを傷つけてきたのは他人からの視線。彼女はこの巨大にむくんだ左足のため、好奇の目にさらされながら生きてきたのです。
「ひどく落ち込んだ時期があった。まだ小さな子どもなのに、大人たちからジロジロと見られるの」とマホガニー。幼少期から思春期にかけて、彼女はその外見のために容赦ない視線を浴びせられ、ときには残酷なまでに嘲笑され、いじめられたと言います。
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「自分が可愛いなどと思ったことは一度もなかった。化け物のように醜いと感じ、神様が自分を呪っているのではないかと思っていたわ。隠れて何度泣いたかわからない」
しかし、彼女は脚の手術という選択肢を提示されても、手術することを選びませんでした。同様のケースでは、手術をしても長期的には元に戻ってしまうことが多いのです。でも、理由はそれだけではありません。彼女は「ありのままの自分を受け入れよう」と決意していたのです。
彼女の人生が大きく変わったのは、2017年。スーパーマーケットで働いているときにカメラマンに「君の写真を撮りたい」と声をかけられたのです。最初、彼女はこれを無神経な冗談だと思ったそうです。
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しかし、彼女はやってみることにしました。「私の体を見せる時が来たのかもしれないと思ったの」と彼女は回想します。「そうすることで、もしかしたら、同じように病気で苦しむ誰かを勇気づけることができるかもしれないから」
写真は公開され、マホガニーは一夜にして有名になりました。SNSにアップされた彼女の写真には、何千人ものファンがいます。「ポジティブなフィードバックがたくさん来るの。一番嬉しいのは、私が自尊心を高める手助けになったと言ってくれる人たちがいること」
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もちろん、コメント欄には残酷で無神経な発言もありますが、圧倒的多数が彼女への称賛やフレンドリーなコメントです。
今のマホガニーの夢はモデルとして成功すること。いつか母親に家をプレゼントし、リンパ浮腫について多くの人に知ってもらいたいと考えています。
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ありのままの自分を受け入れ、ポジティブに生きるマホガニー。自信あふれる美しい姿に私たちも勇気をもらえますね。
出典：brightside
プレビュー画像：©Instagram/lymph.goddess23 ©Instagram/lymph.goddess23
