小さな超人リトル・ヘラクレス、世界一マッチョな少年の現在

ウクライナ出身のリチャード・サンドラックは、幼い頃に両親と連れられてアメリカへ移住しました。 現在25歳の彼ですが、子供の頃全米の話題をさらった少年スターだった過去を持っています。このムキムキの少年を覚えていますか?

Youtube/InsideEdition

ウクライナからペンシルベニア州に移り住んだ直後、父親はまだ幼いリチャードにトレーニングをさせるようになります。

父はマーシャル・アーツの世界チャンピオン、母は母国で表彰された経歴を持つエアロビクス選手。アスリートの血を受け継いで身体能力が高かった息子に、父親はウエイト、柔軟運動、格闘技を教え込みます。無脂肪、無糖の食事制限など、父親の厳しい指導のもと、リチャードはみるみるうちに大人のボディビルダー顔負けの筋肉をつけていきました。

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やがてチャイルド・ボディビルダーとして地元ですでに注目を集めるようになっていたリチャードを連れ、父親は西海岸に移り住むことを決断します。ハリウッド関係者の目に止まるのに、そう時間はかかりませんでした。父親は息子のパーソナルトレイナー兼マネージャーとして、積極的に息子をショービジネスの世界に売り込んだのです。

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リチャードは6歳にして完璧な6パックの腹筋を持つ、世界一マッチョな少年「リトル・ヘラクレス」として注目を集めるようになります。その後、格闘技の子供部門で世界チャンピオンにも輝き、8歳の頃には世界中からテレビ取材を受ける毎日を過していました。当時は日本のテレビ番組でも取り上げられていたので、記憶にある人もいるかもしれません。

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毎日腕立て伏せ600回とスクワット300回をこなし、体重の三倍もある95キロのベンチプレスを上げることができるリチャードでしたが、同年代の友達もいなく、遊ぶ時間も与えられず、子供らしさとはほど遠い生活を送っていました。当時、リチャードのトレイナーだったフランクという男性が、父親の指導は虐待的だと訴えて辞めていったこともありました。

リチャードの父親は虐待を否認し続け、息子にトレーニングを無理矢理させた覚えはないことを強調しましたが、無意識であっても子供が親の希望を押し付けられ、過度な期待でプレッシャーをかけられてしまうことは珍しくありません。リチャードと父親の関係もこの典型であったことが考えられます。

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しかし、11歳になったリトル・ヘラクレスに大きな転機が訪れます。

父親が母親に対する家庭内暴力の疑いで逮捕され、両親が離婚。父親がいなくなるとほぼ同時にリチャードはトレーニングを止め、母の希望で学校へ戻ってティーネイジャーらしい生活を送るようになったのです。この事件以来、リチャードは父親とは会っていないそうです。

その後も映画出演やフィットネスの紹介ビデオなどに出演することはありましたが、無理のない穏やかな10代を過したといいます。

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そんなリチャードも、現在は24歳。 今でもハリウッドに住んでいるリチャードは、大学に通いながらユニバーサル・スタジオでスタントマンの仕事をしています。

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周囲からは、筋肉ムキムキの大人に成長すると期待されていましたが彼は少し違う道を選んだようです。

ウエイトトレーニングをすることもなく、ジムのメンバーシップも持たないという彼は、量子科学者になってNASAのエンジニアになるのが夢なんだとか!

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24歳のリチャードです。

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リチャードの話はこちらの動画で紹介されています。(英語音声のみ)

リトル・ヘラクレスの過去を誇りに思いつつも、自分の道を進むことを選んだリチャード。まだまだ若い彼のこれからの人生を応援しています!

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