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6人の子どもの母親が他人の子どもに授乳する自身の姿を写真に撮った。これがネット上で大きな議論を巻き起こした

アメリカ・ミズーリ州に住むレベッカ・ワノジクは、最近6人目の子どもを出産したばかりのベテランママです。ある夜彼女は友人から、助けを必要としている子どもがいるとのメッセージを受け取りました。その子の母親は最近手術を受けたため授乳ができず、しかし乳児は哺乳瓶からミルクを飲まずにお腹を減らせているというのです。自分の子どもを授乳中のレベッカは、二つ返事で引き受け、その女性の赤ん坊に母乳を与えました。

レベッカは彼女のFacebookページにこう綴っています。

「うちに来た赤ちゃんは、見るからにお腹を減らせて疲れ切っているのがわかりました。ミルクを必要としていたんです。私は、私の子どもが困っているとき、人にしてもらえたらありがたいと思えるようなことをしました。人の赤ん坊に授乳することが、不自然だと感じる人がこんなに大勢いるということにとても驚きました。2人の赤ちゃんに同時に母乳をあげているとき、私はこの素晴らしい写真が撮りました。これを見れば、お腹を減らせた赤ちゃんはそんなこと気にしていないことがわかります」

2人の赤ちゃんが手をつなぎながら一緒におっぱいを飲んでいるこの写真には、20万以上「いいね!」が付いています。

しかし温かい反応ばかりではありませんでした。レベッカが自分の胸を堂々と見せていることに対して批判的な人も多く、他人の赤ん坊に授乳するということは「気持ち悪い」行為だと言う人もいました。彼女のFacebookページにも苦情が多数寄せられ、「ポルノ的な」内容が掲載されているという理由で一時的にアカウントが停止されてしまう事態に発展。レベッカは周囲のこの反応に呆気にとられていました。

「こんなに多くの人が、私のしたことを異常で不自然に感じているということにとても驚いています。確かにあれはおっぱいです。赤ちゃんのお腹を満たしてあげるためにあるものです。それに、あれは私のおっぱいで、それで何をするかを選ぶ権利は私にあると思います」

レベッカが授乳した赤ん坊の母親は、彼女の協力に心から感謝しているそうです。レベッカも否定的な反応など気にせず、これからも頼まれれば躊躇せず同じことをするとはっきりとした態度を示しています。

母乳が足りないとき、母乳が良く出る女性から「貰い乳」を受けることは、昔の時代には特に変わったことではありませんでした。他人の子供に母乳を分けられるかどうか、自分以外の母親のおっぱいを子どもが飲むことに抵抗があるかないか、意見は様々だと思います。しかし哺乳瓶から粉ミルクをどうしても飲まないなどの非常事態に於いては、お母さん同士で同意さえあれば、貰い乳という選択も有りなのではないでしょうか。