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おもしろ・びっくり

天井に隠れていたのは?奇妙なルームメイトと1年近く同居しているオーストラリア人女性

ネズミやイタチなど日本でも歓迎されない侵入者が家の中や天井裏に住みつくことがあります。南半球のオーストラリアでも同じことが起きるようですが、動物の種類はまったく違うようです。


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オーストラリア、ブリスベンに住むサブリナ・レイヴァンはあるとき、バスルームの天井に穴が空いて、毛の塊が見えているのを見つけました。「最初は巨大な毛むくじゃらの毛虫かクモだと思いました」とサブリナは言います。「でもよく見ると動物の毛皮でした。(今にして思えばちょっと危険なアイデアですが)指を刺してみたら、フワッフワでした」彼女はこの様子を写真に撮り、Facebookに投稿し、動物好きの人々の注目を集めました。 

その後、事態はショッキングな展開を見せます。天井の穴から毛むくじゃらの小さな爪が飛び出してきたのです。これでサブリナは動物の正体がわかりました。ブラッシュテールポッサム、オーストラリアに広く分布している有袋類です。

「この辺りにはポッサムの仲間がたくさんいます」とサブリナ。「とてもかわいいのですが、鳴き声がうるさいんです」。家中を探してみましたが、このポッサムのお客さんがどうやって天井に入りこんだのかは分かりませんでした。

しかし、ともかくポッサムはそこに巣を作りました。サブリナは天井に巣を残し、ポッサムと暮らしてみることを決意、ポッサムに「フルーフ」という名前をつけました。フルーフとサブリナはすでに一年近く一緒に暮らしています。「フルーフの毛が見えたら、大抵なでることができるんです」と彼女は言います。「ウサギのように柔らかいんですよ」。

サブリナ曰く、フルーフはさほど悪くないルームメイトなのだそうです。「彼女は他のポッサムと比べてとても穏やかなんです。時々、動く直前に少しキイキイ言うけどね」とサブリナ。将来的に、サブリナは天井パネルを交換し、フルーフがどこから入り込んだかを探すつもりです。そして、フルーフが引っ越す気になるように屋外に巣箱を設置しようと考えています。でも、それまではフルーフは天井で快適に過ごすことになります。

天井に住みついたフルーフをルームメイトとして認めたサブリナの寛容さには驚きます。「かわいいものに腹を立てるのは難しいものです」と動物好きのサブリナは言います。

サブリナがフルーフのために作ったFacebookページでは、フルーフだけでなく、オーストラリアならではの野生動物たちのかわいい写真が投稿されています。

プレビュー画像: ©Facebook/Floof the possum