当たり前の行動にも感謝、酔っ払い運転に対するメッセージ

酔っ払い運転は本人だけ出なく周囲の人にも危険を及ぼします。誰でもわかっていそうなものですが、多量のアルコールを摂取した後にハンドルを握る人は後を絶ちません。 日本では飲酒運転が原因で毎日約11人が命を落としているという恐ろしい統計が出ています。

カナダのアルバータ州にあるバー「オリジナル・ジョー」のオーナーは常日頃から、お酒を提供する飲食店の経営者として飲酒運転を深刻な問題として捉えています。その夜も、パウラ・グルゼラクシュルツがバーで飲酒した後、駐車場に向かって行ったのを不安な心持ちで見ていました。しかしその後の彼女の行動は、彼が予期していたものとは異なるものでした。

パウラは車に向かうと、立ち止まって少しの間、車を見つめていました。しかしドアを開けてエンジンをかける代わりに、踵を返して立ち去ったのです。数分後、彼女がタクシーを無事拾ったのを見てバーのオーナーはホッとため息をつきました。これだけでもハッピーエンディングですが、物語はまだ続きます。運転しないというパウラの選択に安心したバーのオーナーは、彼女の車のフロントガラスに感謝の手紙を挟んでおくことにしました。

Youtube/Buzz Media  

車を引き取りに来たパウラは、手紙を見つけて驚きました。最初は駐車料金の請求書だと思ったそうですが、手紙を開くとすぐにそれがバーのオーナーからのものだということに気がつきました。そこにはこう書いてありました。

「車を駐車場に泊めてくださったことに感謝します。当店でアルコールを召し上がられたか定かではありませんが、飲酒運転されなかったことに御礼申し上げます。当店自慢の450グラムのチキンウイングのサービス券を同封しました。責任感ある行動への御礼の証としてお受け取りください。命は貴重です。良い週末を」

飲酒運転をしないのは基本中の基本。それをとどまったことに対するサービスとしてはやり過ぎな気もしますが、この手紙に深く感動したパウラは写真を撮り、「正しいことをしたら必ず自分に戻ってくるものね」と冗談ぽくコメントを添えてFacebookに投稿しました。するとこの投稿が地元メディアの目に留まり、その後パウラは地元で一躍有名人になりました。今では彼女は地域を代表して、責任感あるお酒の楽しみ方を啓発する活動をしているんだとか。

アルコールの悪い影響ばかり目にしますが、パウラのように責任感を持ってお酒をたしなめる大人の存在は心強いことです。車を置いて帰れば公共交通機関やタクシーを利用せねばならず面倒だと考える人もいるかもしれませんが、飲酒運転の招く結果には比べようもありません。面倒だと考えること事態、間違っているのです。車で出かけてしまったときに飲酒してしまった人が必ず、パウラの例を実践してくれることを願っています。

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